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暫く進むと、木々の間から何かから隠れるように気配を消す隊員を見つけ、こっそり隊員に近づく
ぽんっと肩を叩くとバッと青ざめる隊員が勢いよく振り返る。すごく怯えているのがよくわかった
「応援に来ました。階級 癸、竈門炭治郎です」
「同じく階級 癸の小戸森Aです」
そう言えば、噛み砕くように「癸……?」と繰り返した彼だったが、見る見るうちに顔が引き攣っていく。
「なんで″柱″じゃないんだ……!!癸なんて何人来ても同じだ!意味が無い!!」
そう言った隊員を、伊之助が殴った
「伊之助!!」
『殴っちゃ駄目だよ!』
「うるせぇ!!意味のあるなしで言ったらお前の存在自体が意味がねぇんだよ。さっさと状況を説明しやがれ弱味噌が!!!」
「かっ鴉から…!!指令が入って十人の隊員がここに来た!山に入ってしばらくしたら隊員が…隊員同士で……斬り合いになって……!!」
そこまで言ったところで、「はっ!」と隊員の目が右に向けられる。
そこには隊員が立っている。
ゆらゆらと不自然に腕を揺らし、口から血を流した状態でそこに居た。
奇妙な動きをしながら、彼は斬りかかってくる。
咄嗟に避ければ、皆の距離が少し空いた。
木の影から、ぞろぞろと同じような動きをする隊員達が沢山現れた
次々に襲いかかってくる隊員達の攻撃を躱し続けていると伊之助が笑い出す
「こいつらみんな馬鹿だぜ!!隊員同士でやり合うのがご法度だって知らねぇんだ」
「いや違う!!動きがおかしい!何かに操られている!」
「よし、じゃあぶった斬ってやるぜ!」
「駄目だ!生きてる!!まだ生きてる人も混じってる!それに仲間の亡骸を傷つけるわけにはいかない!」
Aが隊員を、目を凝らして見ると、白銀に輝く糸が見えた
『___糸!』
「糸?」
『うん、糸が__隊員さん達に絡みついて操り人形みたいに_!!』
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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月30日 22時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - 愛さん» コメント有難うございます!上手じゃないです〜〜〜私が色んな方から画力を貰いたいです、笑 (2019年10月28日 10時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 絵、上手、、、、、、画力分けてくださいよ! (2019年10月28日 8時) (レス) id: 53b6a0eef8 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - アイスさん» わ〜〜有難うございます! (2019年10月25日 20時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 夢主可愛いし、絵も上手い!(p^-^)p (2019年10月25日 19時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年10月22日 8時