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5話 ページ6

太宰side

首領室__


太宰「森さん。入るよ」

森「入り給え」

中原「連れてきました」

『…ども』

森「君かい?うちの資産の一部を盗んだのは」
『そうっすね』

太宰.中原((軽っ!!))

森さんは即答に驚いたのか、目を見開き_細めた
森「…そうかい__ここに来たってことは、異能力者なんだね」
太宰「はい。砂を操るのと、時間を止める異能だそうです」

森「へぇ__見せてくれるかい?」

森さんがそういうと、Aは頷き

『一握の砂_』

さっきのように砂を出し、人型にして見せた

森「それは_人。否、君かね」
『少量の砂さえあれば増やせるし、こうやって人型にすれば身代わりにもなるんだ』
『んで_』

手を前に出す__
次は時間を止める方の様だ

森「……止まっているのかな?」
太宰「ほら、中也を触っても反応がないでしょ?」
『あと上を見てみろよ。あれが止めていられる時間だ』
森「ふむ…数秒程_だね」

そうしている間に時間は経ち、元に戻った

中原「そういや時間止めるのなんて、首領に分かるのか?」
『言ってなかったっけ?止める物は決められるんだけど』
中原「はぁ?!じゃあわざと俺だけ止めてたのか?!」
『だって太宰には効かねーもん。』
中原「チッ……」

森「まぁまぁ__あとで中原君と君で武術で対決して見てはくれないかい?君の実力が見たい」
中原「…手加減は無しだぞ?」
『寧ろ本気じゃないと駄目だろ』
森「__じゃあ下がっていいよ。太宰君、中原君」
太宰「_は?二人っきりにするつもりなの?」
『平気平気、首領殺 すつもりなんざねェから』
と、ヘラヘラした顔で此方を見るA
太宰「_はぁ…分かったよ。中也、行こう」
中原「いいのか?!」

太宰「うん。じゃあ」

バタン__

中原「ほんとに平気なのか?」
太宰「うん…それよりAの情報を調べる」
太宰「戸籍とか調べておいても構わないでしょ。」
中原「…多分見つからねぇぞ」
太宰「_なんで?」

中也の方へ振り返る

中原「仲間も1度前に調べてたらしいんだ。それでも何も見つからなかったって話だ」

__Aが消したか、元から無いか

太宰「まぁまぁ、うちなら見つかるかもしれないよ?」
中原「…そうかよ」






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作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時

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