4話 ページ5
太宰side
『俺はただの盗っ人じゃねェ。相手の情報を知ってから盗んでるんだ』
太宰「…へぇ_それは面白いね!」
中原「チッ…太宰!早くなんとかしろよ!」
太宰「まぁまぁ待ちなよ…今僕がここで何かをしても駄目だし…」
今相手にとって1番効果的なのは_
太宰「ねぇ_なんでお金や金目になる物を盗むんだい?」
『あ?_なんでってそりゃあ……』
金さえあれば生きてけるから
『に、決まってんだろ?』
太宰「……は、はぁ…」
此奴、馬鹿なんだろうか
『なぁ、マフィアって給料いいのか?』
太宰「…まぁそこそこいいんじゃない?実力が上がれば幹部に昇格して増えるだろうし」
『!マジか?!それ本当か?!』
__これで釣ろう
太宰「じゃあさ、抵抗しなければ連れて行ってあげるよ。生憎、首領からは異能力者なら連れて帰れと言われてるしねぇ_」
『!分かった!何もしない!だから連れて行ってくれ!』
と言うと、砂を自身のところに戻してこちらに寄ってきた
中原「ほんとに何もしないかァ?」
『嗚呼!』
太宰「物わかりが良くて助かるよ〜」
中原「んで、手前の異能はなんなんだ?」
『一握の砂って言って、砂を自由自在に操る異能。少量なら増やせるから何時も持ち歩いている それと時間を数秒だけなら止められる。瞬間移動とか言われてるのはそれのせいだな』
太宰「へぇ…じゃあ止めてみてよ。試しに」
『おう!』
と、ひとつ返事をすると
手を前に出し拳を握りしめる動作をし、
『一握の砂』
と言うと
太宰「…止まっているのかい?これで」
試しに中也に触ってみると_反応がない
『空、見てみろよ』
言われて空を見ると、大きな砂時計があった
太宰「これが止めていられる時間を表しているの?」
『おう!今までで試したことはないけど10秒ぐらいだな、最長は』
と言うと砂は全て下に落ち、異能が解けた
中原「_どうだったのか?」
太宰「止まっていたよ!ついでに中也の頭に石を乗せておいたんだ!」
さっきついでにやって置いたことを話しながら、足を進める
中原「おいっ手前!!」
『ハハっ_面白いなお前ら!』
中原「お前まで…!」
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時