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16話 ページ17

貴方side

取り敢えず、偵察の為、相手の本拠地に乗り込んだ

(ここからだなぁ…)

そこまで大きくない基地だ。
だが中は外からは想像のできない広さで、入り組んでいてまるで迷路だ

(傭兵が居たのはこのあたりだな…)

バレないように音を立てず、ゆっくり歩く
それでいて、素早く

暫く歩いていると、扉を見つけた

(此処は_)

中に人がいるか、耳をすまして確認する

「嗚呼!そういえばこの前……が…」
「へぇ……が…」
「なぁなぁ!……!」

3人ほど、声が聞こえる_

「そうか_成程ねぇ…」

ひとつ、先程の3人とは違う、優しくて、ゆっくりした声が聞こえた

「どうします!光二(・・)さん!」
「ボスの仰せのままに、従いますよ」
「ボスの言うことならなんでも聞きます!この髪を染めろと言われたら染めます!死 ねと言われれば死 にます!嗚呼…それともボスが言うなら…1回やっても…」
「お前ぶっ飛ばすぞ」
「やだなぁ…これだから童貞は…」
「お前なァ!!」

なんなんだこいつら…と、思っていると

「まぁまぁ……それよりもお客さんが来ているよ」

『ッッ!!』

なぜだ、なぜバレた。これも異能なのか

「お前傭兵を設置してなかっただろ!」
「えーー……来ると思わなかったんだけど」
「なんで警戒してないんだよ!」

こうなったら逃げるが勝ち__!

異能力 『一握の砂』__









.

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作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時

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