百五十四話 彼女の覚悟は ページ4
.
その時、別の通信機から鳴り響く警告音。
太宰の代わりにそれを取れると、白鯨の高度が不自然なまでに落ちていた。
『___ハッキング___!どうして___』
白鯨のシステムが外部から支配され、街への落下が始まる。
『___このままだと___!!』
『如何すればいい?』
この話が聞こえていたのだろう。
通信機から鏡花が落下を止める方法を聞いてきた。
その声に先程の暗さはない。
『教えて、私にもやれる事があるなら』
『___大質量で叩き落として海に墜落させるぐらいしか方法が___』
『判った、ありがとう』
嫌な予感がした
『…ごめんなさい』
プツリと通信が切れる。
鏡花が考えている事が判ってしまった
無人機をぶつけて白鯨を落とす。
だがそれをすれば乗っている彼女は死ぬ。
鎖で繋がれている彼女は___
『___ッ異能力__!』
異能力を叫ぶ瞬間、太宰の手が肩に触れた
『ッ太宰さ』
「大丈夫、彼女は死なない」
「社長の異能力…まだ知らないだろう」
社長の異能力を知ったその時、無人機は白鯨を叩き落とした。
.
171人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜狐 - とても面白いのですが、所々私の読んだ作品に類似しているのですが…違ったらすみません。でもとても面白いです! (2020年6月24日 22時) (レス) id: 5c5bcab0c3 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます!続編もよろしくお願いします!まだまだ謎は残ってますのでぜひ楽しみに……!w (2019年12月23日 12時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 今回もめっちゃ面白かったです!これから謎が解き明かされるていくのが楽しみです!続編も頑張って下さい!! (2019年12月22日 18時) (レス) id: adc186f0a4 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます〜〜!!!!これからもよろしくお願い致します! (2019年11月29日 19時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 続編おめでとうございます!これからも楽しみに読ませていただきます! (2019年11月29日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:舞。 | 作成日時:2019年11月29日 11時