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百二十話 友人と戦乙女 ページ20

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「違うよ。Aちゃんはとってもすごい人だから」



葉子でもない三好でもない声に、Aは聞き覚えがあった


会いたいようで会いたくなかった彼女が、そこに立っていた


同じ制服を纏い、特徴(トレードマーク)の猫のピン留めを栗毛色の前髪に付けた、女の子



『__ッなんで_____』




「Aちゃん。ごめんね」



涙を目に溜めて、苦しそうに笑ったのは、



『星………ちゃん………』



Aを殺した(・・・)たった1人の友人だった



「自分を殺した人なんかに会いたくなかっただろうけど、一つだけ助言をしてもいいかな」


『ッ知らない___!!要らない!!』


彼女に助けを求めたい自分と、彼女を拒絶する自分がいる。



「Aちゃんは優しくて強い人だから、中島さんも、この世界を救えるんだよ」


「だから、頑張って____Aちゃん」


いつもの元気いっぱいな笑顔を見せて、星は云った



「___お嬢様は、いつだって孤独じゃないんですよ」



三人の影は、ゆっくりと消えていった




「助けたいのなら、自分を信じてみればいいんだよ」



『__?!』



知らない声が聞こえ、後ろをバッと振り向く



そこには、自分と瓜二つの人がいた



『_ッ誰!!』



「__貴女の異能力は、たくさんの可能性で満ち溢れているの」



「異能力__″月に吠える″」


彼女がそう呟いた途端、その手には剣が握られていた


その時、Aは全てを知った




『__貴女が____!!!!』




「さぁ___もうすぐでタイムミリットが来る」





「頑張って________






彼女が、戦乙女(ヴァルキュリー)なのだと





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舞。(プロフ) - 心さん» ありがとうございます〜!!!更新頑張ります! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年11月17日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞。 | 作成日時:2019年11月12日 15時

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