百十七話 弾丸 ページ17
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落下中の二人は、不意に聞こえた風切り音に驚いたように其方を見る。
上から物凄い勢いで降りてきたその物体は、
「見つけたぜ」
ニヤリと笑って、二人の横を通り過ぎ落下して行ったそれ。
二人はパラシュートを開きつつ、茫然とそれが消えていった場所を凝視していた。
「今のは……!?」
『__敵の異能力___?』
既に弾丸の姿は見えなくなっていた。
「トムが
無表情で淡々という自らの異能生命体に、トゥエインは拳を握って歓声を上げた。
「よくやったトム!それじゃハック、クールに
彼の言葉を受け、ハックは腕を後ろに組んだまま移動した。
程なく、ハックの姿は弾丸の中にあった。
「砲口初速よし。母艦との相対速度修正よし」
冷静沈着な声を聞き、トゥエインは真剣な表情でモニターを覗く。
そして。
「てぇッ!」
トゥエインの声と共に、弾丸が発射された。
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舞。(プロフ) - 心さん» ありがとうございます〜!!!更新頑張ります! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年11月17日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年11月12日 15時