百二十五話 頭は間違うことはあっても ページ25
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地下道の階段に移動し、太宰は話し始めた
「善くやったよ二人共、これでもう横浜は安全だ。…………と、云えれば善かったのだけど」
溜息を吐く太宰に、敦は困惑したような顔をする。
「何か未だ……問題が？」
『未だ敵には、夢野久作が残ってる＿＿＿だから、組合は何度でもこの大破壊を起こせる。ですか？』
Aの不安そうな顔に、太宰は頷いた
異能特務課が止められている以上、どうすれば＿＿考え込んでいると、敦が口を開いた
「昔読んだ古い書巻にありました。『昔、私は、自分のした事に就いて後悔したことはなかった。
しなかった事に就いてのみ何時も後悔を感じていた』」
敦は、自分の手に視線を落とした。
「『頭は間違うことがあっても、血は間違わない』」
敦は云った。
組合と対抗するには協力者が必要だと。
彼等はこの街で最も強く、誰よりも街を守りたがって居ると。
「その組織の名は」
敦の目は、決意と覚悟に満ち溢れている
そして、その組織の名を告げる
「ポートマフィアです」
光と闇が手を組む。
全てはこの街を守るために。
�燹崙�は間違うことはあっても、血は間違わないものであること。たとえ一見して間違ったように見えても、結局は、それが真の自己にとって最も忠実かつ賢明なコースをとらせているのであること。」「我々の中にある我々の知らないものは、我々以上に賢いのだということ」��
中島敦＿＿＿『光と風と夢』
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舞。(プロフ) - 心さん» ありがとうございます〜！！！更新頑張ります！ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月17日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞。 | 作成日時：2019年11月12日 15時
