【ハイキュー】顔だけなんです。

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朝6時、私は足早に体育館に向かっていた
体育館にノートを忘れてしまったからだ

眠い、もう少し寝ていたかったな…


(3対3の勝負か…)

日向君、影山君、田中と月島君、山口君、大地さんで
勝負するらしい
私は倉庫でボールに空気を入れていたため気づかなかった


(一言、すみませんでしただけでいいと思うんだけど…)


まぁ、でも…別にいいか
なんだかんだ考えつつどこか他人事、ペナルティも特に重くないみたいだし


『影山君にセッターをやらせないって言っても、1年もないわけだし』



大地さんたちがいなくなるまでなら、別に重く考える必要は無いと思う



そんなことを考えているうちに体育館に到着
誰もいないはずなのに、中からボールの音が聞こえる


ｶﾞﾗﾗｯ


『…何してるんですか』

何となく予想はついてたけど、問題児組と田中、菅原さんでバレーの練習をしていた
菅原さんはちょっと意外だったけど


？「美女?!?!?!」


？「マネですか？」


名前が体を表してるな、
多分今にもぶっ倒れそうなほど顔を赤くしてるのが日向翔陽君
それで目を合わせようとするとあからさまに逸らしてくる方が影山飛雄君ね


田「Aまで！」


菅「Aちゃん！どうしてここに？」


『忘れ物を取りに…あ、大地さんには内緒にしておくんで心配しないでください』


そういうとあからさまにホッとする4人
4人はすぐに練習を再開し、また体育館にボール音が響く
私は出来るだけ早くノートを手に取った


(すごいな…)


影山君の正確なトス
やっぱり才能がある子は違う
影山君はセッター…てことはもし勝ったら菅原さんとポジション争いするんだ


『……嫌だな』

影山君は、俗にいう天才なんだと思う
私たちとは、違う



菅原さんと私をどこ重ねてる
多分、菅原さんは正セッターの座を下ろされることになる…


影「でも今お前が、「勝ち」に必要だとは思わない」



うわ、感じ悪。
才能があるからって、特別だからって
周りを見下して、バカにして…


(コート上の王様…お似合いの異名)


『あ、片付け手伝いますよ』

田「お、悪いな」

影山君や日向君
どっちも烏野にいい風を吹かせてくれるだろうか…

(なんか、苦手だ……)

影山君は特に

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