【ハイキュー】顔だけなんです。

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練習試合当日


バスに揺られながら私は優越感に浸っていた


(清水先輩の隣……!!)




中々に清い空間なのでは？
田中もこっちに手を合わせて泣いてるし



清「Aちゃん、なんだか嬉しそうだね」


清水先輩に言われ口角が上がっていたことに気づく



『清水先輩の隣なのが嬉しくてﾆｺｯ』

清「そ、そう……」


し、清水先輩が照れてる……

な、なんかこっちまで恥ずかしくなってきた……








in 青葉城西______________________



『日向君、大丈夫？』


日「は、はい！失敗しません！！頑張ります！！！！」


日向君が田中のズボンに吐いた


緊張してるのがヒシヒシと伝わってくる

なんか初々しくてちょっと……懐かしい



私も…初めての練習試合は緊張しちゃって、失敗ばっかりしちゃったな……


でも、チームの皆はアドバイスをくれたり、笑ってくれたりして



もし…あの日……私がコートに立っていなければ…




成「A？大丈夫？」

『ｯ!!…うん、大丈夫。』


あ、田中達。



田｢ウチをあんま舐めてっと....喰い散らかすぞ｣


矢/金｢｢！？｣｣


月｢そんな威嚇しちゃダメですよ〜田中さ〜ん。ほらぁ、エリートの方々がビックリしちゃって可哀想じゃないですかぁ｣

田｢おう、そうだな。イジめんのは試合中だけにしてやんねーとな｣


何してんだ、あの人達……


『あ……』

あの人…この前ハンカチを拾ってくれた人


金田一｢久しぶりじゃねーの、王様｣

影山｢(ﾋﾟｸｯ｣

金田一｢そっちでどんな独裁政権敷いてんのか、楽しみにしてるわ｣

影山｢....あぁ｣


そうだ、北川第一で影山君と試合に出てたミドルブロッカーの子だ

思い出した、どうりで見たことある顔だと思った


(この子にとっては…最後の試合だったんだよね、あの試合は)


今日は昔のことばっかり思い出しちゃう……

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