キミと出会えた奇跡を。【川村壱馬】

雑誌の取材 ページ9

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翌日
俺は仕事が早く終わるかマネージャーに確認した
今日は仕事が終わってから、あのカフェに行く。
直接話したいって言ってくれたから俺は今すぐにでも話したい。





今日は雑誌の取材で写真を撮りまくった
インタビューも賑やかな現場で笑いながら
質問に答えた






休憩に入ると
メンバーそれぞれで
スマホいじったり、寝たり、喋ったり
動画の撮り合いしたり…


休憩でも個性が溢れるこの現場








俺はスマホいじってる方
カフェで撮った写真を眺めている
それだけでAさんを思い出すから…





すると、隣に慎が座ってきた







慎「壱馬さん？なにニヤニヤしてるんですか？」



「は？してないし。」



慎「嘘だーだってスマホ見て微笑んでましたよ笑」



「してへん！」



慎「どんな写真見てたんですかー？見せてくださいよー」



「嫌や」



慎「えー、」




俺が水を飲もうとした隙に慎がパッと覗きに来た







慎「えー、なにこれココアじゃないですか！女の子の写真とか見てニヤついてたのかと思ったのにー」




「はー？んなわけねーじゃん。何言ってんの？笑」




慎「怪しー」




「なんも怪しくねーよ笑」





なーんだ、とか言いながら慎は陣さんのところへ行った






まぁ、ホントはAさんの写真が欲しいけど
今はこのココアを見るだけでAさんを思い出すから
これでいい。これが幸せやから。







早く仕事終わらせてカフェ行かな

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