キミと出会えた奇跡を。【川村壱馬】

デート ページ37

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ついに、Aちゃんと2回目のデート。
クジラ公園へと向かうとすでにAちゃんは来てから声をかけようとしたけど、やめた。




手鏡で前髪を整えたり、
リップを塗り直していたり
匂いをチェックしてたり




そんな愛くるしい姿を見ていると声をかけずに見ていたくなる。




しばらくしてAちゃんの背後から手で目隠しをした



「だーれだ」


『え？！か、か、壱馬さんですよね、？』


「正解！！」


『逆に違う人だと怖いですよ(笑)』


「ふはっ、確かに(笑)行こっか！！」


『はい！！』




どこ行くんかな。って歩いてる間ずっと思いながら
Aちゃんについて行くけどほんまどこ行くんやろ？？



「Aちゃん〜どこ行くのー。」


『教えませーん。もうちょっとですから〜』





そう言われて約10分くらいで目的地に着いた。



『ここです！！』



「ん？？」



そこは結構レトロな映画館。
映画か、久しぶりやなぁ、



『私、これ見たかったんです！！』



そう言って俺にパンフレットを見せてきた。


” 君の存在 ” という映画。


これは2人の男女が身分の違いで両親に結婚することを反対され、許して貰えるように2人でさまざまな困難に立ち向かっていくという物語だった。

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