キミと出会えた奇跡を。【川村壱馬】

帰り道 ページ14

．





そして、楽しい時間はあっという間に過ぎて
そろそろお開きの時間となった




「もう11時やね。そろそろお開きにしよっか。」




『そうですね。明日も早いし、』





Aちゃんが御手洗に行ってる間に会計を済ませて
入口で待っていた。




少し経つと戻ってきたAちゃん





『すいません！お待たせしました』



「大丈夫！じゃあ行こっか」



『あ、でもお会計…』



「もう済ませたから大丈夫。」



『え！？すいません、払います。いくらでしたか？』



「いいよいいよ。誘ってくれたお礼だから。」



『でも、悪いですよ…。』





そう言って財布を出そうとするAちゃんに






「じゃあ、今日は僕が払うから今度食事する時ご馳走して？」



と、言った。



『…っ、はい。ありがとうございます。』



頬を少し赤らめてお礼を言ってくれた。




外に出ると辺りは暗くて寒い。



「良かったら家まで送るよ。」



『え、いいんですか？』



「うん。女の子が夜道で1人は危ないから。」



『…ありがとうございます。』






…





『着きました。今日はありがとうございました。』



「全然いいよ。またご飯行こうね。」



『はい！もちろんです！気をつけて帰ってくださいね。』



「うん。じゃあまた。」



そう言って片手を上げて”じゃあ”と合図した。





ある程度歩いて後ろを振り向くと、
手を振ってくれていた
めっちゃかわいい…




俺も手を振り返すと、ふわっと可愛い笑顔が見れた



幸せの時間やったな…

デート場所→←約束

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す