こいつづ3

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そんなに長くかからなかった残業も終わった頃

家の前に着くと見覚えのある後ろ姿が出てくるのが見えて

声をかけるか迷ったけど、声をかけることにした


A 「中尾さん。なにしてるの？こんなところで」


そう声をかけるとびっくりしたようにこっちを向く中尾さん


中尾 「あっ、いやっ、、、ここっ、病院近いし家賃安いしいいなと思って見てただけです。じゃぁ失礼します」


そう言ってどこかへ行った中尾さん

おかしな子。そう思って家へ帰った






次の日


ナースステーションに行くとなんだか騒がしくて


A 「何かあったの？」


たまたま近くにいた沼津にそう聞くと


沼津 「なんか、中尾さんが朝から怒ってるらしいねん、、あっ、今はとりあえず隠れといたほうがいいで！！」


そう言って背中を押される


A 「なに？えっ、どういうこと？！」


そカーテンの中に押し込まれそうになる


中尾 「あぁーーー！！！！は、A先生？でしたっけ！？わたしを騙してましたよね？早く言ってくれればよかったんじゃないんですか！？」


A 「えっ、なに、なんのこと？」


急に怒られて状況が掴めない


沼津 「まぁまぁ、落ち着き」


そんな沼津のことも聞かない中尾さん


中尾 「同じ場所に住んでるなんて怪しいと思って、朝から先輩方に聞いてたら、嫁！？はぁ！？結婚してるって？！」


A 「同じ場所、、、嫁、あっ！浬」


中尾 「はぁぁ、、、ほんとに」


佐倉 「ちょ、ちょっと。中尾さん？先生にそんな言い方は」


A 「ごめんね、言うタイミング逃してた」


そう言うとさらに怒って近づいてくる

怖くて沼津にしがみつきながら話してると
天堂 「おい。お前らなにしてんだ」


中尾 「きゃっ、天堂、、先生、、、」


目、キラキラーって、なにこの子すごい

若いってすごい。


A 「あっ、何にもないけど、浬！今日含めて後2日だからさ、この子天堂担にしてもらえる？晃一もいいよね？」


そう近くにいた晃一にも聞く


来生 「俺は、、いいけど、、、？」


A 「主任も大丈夫ですか？」


根岸 「わたしは大丈夫よ？」


沼津 「A先生頭おかしなった？」


A 「うるさいよ、沼津黙りなさい。」

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