こいつづ 2

77 ページ32

ナースステーションでの用を終えて

杏里ちゃんに会いがてら小児科にきた

するとさやか先生からすぐに声をかけられて


さよこ 「みて！A先生！」


そう言われてステーションの前の遊び場を見ると

絵本や、おもちゃがたくさん増えてて

あと、

上条さん？


A 「あれっ、なんでここにいるんですか？えっ、このおもちゃってまさか、、、」


さよこ 「上条さんからご寄付いただいたの。ほんと子供達みんな大喜び！！」


そういうことね、、、

さすが御曹司なだけあるわ、、、

杏里ちゃんにもあって話をして浬に内緒で

約束の散歩もしたあと

オフィスに戻ると

またすぐに電話がなって


A 「はい。Aです」


今度はナースの人からで


「すみませんA先生お忙しいのに、上条さんがA先生じゃないと嫌みたいで、、、」


電話の奥から聞こえてくるのはナースの方の困った声

あー、行くしかないやつね

オペ何時からだっけ、、、？

あっ、30分か、ギリギリいけるかな、、、


A 「了解。すぐ行くね」


「ほんとにすみません。」




ー病室ー



A 「失礼します。はい、上条さん。検温しますね」


そう言いながら部屋に入るとなんだか賑やかで


上条 「相変わらず先生今日も冷たいねーまぁ、そういう所も可愛いんだけど、あっ！みんな俺の友達」


あぁー友達よんでたのね

そんなことどうでも良くて、


A 「とりあえず検温しますね。」


上条 「ほら、これあげる。」


そう言って上条さんがお友達みんなに渡したのは

USJのチケットと飛行機のチケット

お友達のみんなは大興奮で


上条 「写真撮って送ってよ！そしたら俺も行った気になるから」


そんなことを言ってる間に検温も終わって

オペ室に行って

オペも終わらして

オフィスに戻った。

あぁーーーーーー、残業だ

誰かさんがたくさん呼び出すせいで事務作業、、、

ん？おわっ、、、てる？

なんで、えっ、終わってる！？

驚きつつ、前にいた浬に声をかけた


A 「ねぇ、私のここに置いてあった資料作成終わってるんだけど、、、知らない？」


天堂 「やっておいた」


えっ、、、まじ？


A 「ほんっと？まじでありがとう！！うわぁぁぁぁぁぁ神！！！浬大好き！」


これで帰れる！


A 「浬は？いつ帰るの？」


そう言ってデスクを覗くとまだ終わってない浬の資料

えっ、もしかして、、、

78→←76

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す