こいつづ

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天堂 「聞いた？さよこ先生から」


杏里ちゃん 「退院なくなったって。」


天堂 「大事な心臓だから、慎重にしっかり治して行こうね？」


杏里ちゃん 「うん、私なら平気」


A 「杏里ちゃん、またお散歩いこっか！今度は天堂先生にバレないように笑また怒られちゃうしね」


杏里ちゃん 「ほんと？！やった！内緒ね笑 また勉強も教えてね？A先生」


A 「もちろん！」


杏里母 「ありがとうございます。」





ー夜ー



プルルルっプルルルっ


A 「はいっ、Aです」


　「A先生！杏里ちゃんがいなくなりました！」


A 「すぐ探しに行きます！」


天堂 「なんだって？」


A 「杏里ちゃんいなくなったって！」


天堂 「俺も探す！」





A 「杏里ちゃん〜！杏里ちゃん〜？」


天堂 「他の科にも応援頼んでるって、早く探すぞ」


A 「私上の階いく！」





ー8階ー



A 「杏里ちゃんー？杏里ちゃーーん！」


ガチャンッ


A 「杏里、、、ちゃん、？」


急いでしまったドアから外へ出た


A 「杏里ちゃん？ 一緒に、戻ろ？」


柵から外を見てる杏里ちゃんがいて


杏里ちゃん 「こないでっ、」


柵に足をかけて座ろうとしていた


A 「危ないっ！戻って！」


ここから落ちたら絶対に助けられない。


杏里ちゃん 「迷惑かけてばっかり、退院できない。学校にも行けない。お金だってかかるし、私のせいでっ、、、」


A 「杏里ちゃんのせいじゃない。なんっにも悪くない。ごめんね、そんなこと考えさせちゃって、気づかなくて、杏里ちゃんが大人だと思って、本当の気持ちに気づかなくて、ごめねもっとたくさんたくさん一緒にいろんなことしよ？天堂先生も待ってる。みんな杏里ちゃんを探してる。戻ろ？」


杏里ちゃん 「うんっ、、、」


手を出して杏里ちゃんを抱きしめようとした瞬間


ガチャンッ


A 「杏里ちゃん！！！」


杏里ちゃん 「きゃぁっ」





酒井 「杏里ちゃん！？」


仁志 「ど、どうしよう」


酒井 「も、毛布あるだけ持ってこよ」




　

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