番外、10年後の･･･ ページ20
『ボフンッ』と音を立て、煙が出る。
何が起こったか分からず、煙が消えるまで煙を凝視する。
煙が消えた其処には10年後のA・フォースターが。
貴方10「服、着たばっかなんだけど･･･」
３-Ｅのメンバーは驚愕の表情を。
２９歳になったAはシャツ一枚だけ。シャツは膝上５、６cm
貴方10「あのさ、何見てるわけ･･･」
主であるベルフェゴールは顔を赤くし、Aを見ている。
貴方10「ああ、10年前のベルだぁ･･･」
ベルは呼ばれ方が違うなぁと思いながらAを見る。
ベル「あん？」
貴方10「お、カルマ。背、縮んだ？」
業「縮んでないけど」
貴方10「･･･あれ、渚･･･髪また伸ばしてんの？」
渚「え？髪、切って無いよ？」
貴方10「そうだった。ここ、10年前だった」
Aの首を栗鼠が歩く。
貴方10「くすぐったいだろ、イヴ」
イヴ、と呼ばれた栗鼠はベルに飛びつく。
貴方10「こ、こらぁあっ･･･」
顔を赤らめているA。
ボックス兵器の動物は自分の主の好きな人(恋人)にしたい事をしてしまう。
今、イヴがしている事はAがやりたい事。
つまり、イヴがベルの頬にキスをするとAがベルの頬にキスしたいと思っていたと言う事。
貴方10「10年後じゃ無くて良かったぁあ･･･」
ベル「姫」
貴方10「ひゃぁあっ･･･！」
しまった、とAは口を手で覆った。
耳が弱いと言うのもあるが、開発を進められ過ぎて耳で『感じる』様になってしまった。
貴方10「早く５分たてぇぇっ･･･」
殺「あれ、一条君･･･？」
貴方10「生きて･･･？」
殺「？」
貴方10「何でもない。忘れてくれ」
ふわっと布がAの肩にかかる。
貴方10「え？」
ベル「目のやり場に困る」
貴方10「ありがとう、ございます」
ベル「10年後、姫は俺とどーいう関係？」
貴方10「未来が変わる事は、言えませんっ」
顔を赤らめながら言うA。
あっという間にたってしまった５分間。
けれど、帰って来たAはシャツは全開で黒のタンクトップがよれよれになっていた。
首に歯形と赤いマークを付けて顔が真っ赤になっていた。
ベルが近寄ると顔を赤くしながら逃げていた。
一体、10年後のベルと何があったのか。
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作者名：清水 翔 【しみずしょう】 | 作者ホームページ：http
作成日時：2016年6月26日 22時
