18、雪の勝敗 ページ18
綱吉side
貴方「君の相手すんの飽きちゃった。此処で消えな」
碓氷君は服が真っ赤に染まってて、Aも随分と出血している。
殺気を増幅させ、雪で作った小刀を碓氷君の腕に『ピタリ』とつけるA。
和希「っ!」
貴方「よく、あんな事言えたな。可愛がってやる、だっけ?
俺が可愛がったのと同じじゃん。ああ、怯える顔だけは最高に良いですねぇ…
…強かったら、もう少し遊べましたね?」
和希「い、命だけは…っ…!」
貴方「聞こえないよーっと!」
『ザクッ』と裂ける音と共に碓氷君が地面に膝を付く。
貴方「これで良いの?チェルベッロさん」
チェ「はい、構いません。では、勝負の結果を発表します。今回の守護者対決は
A・フェ―スターの勝利。雪のリングはヴァリアー側の者となります」
貴方「当然ですよね。あの、これ…どうしたら良いですか?
処分するなら、もうちょっと楽しんでも良いですよね?」
チェ「…どうぞ」
貴方「おっしゃ!」
昨日とは違い、笑顔で碓氷君の上に乗り…狂った様な攻撃を繰り返す。
見ていて、辛い。
綱吉「や、やめろっ!」
俺は何時の間にか声に出していた。
貴方「え、邪魔しちゃうんですか?ザンザス様に悪いので、貴方には手出ししませんが…
邪魔は止めてくれませんか?今、イラついてんだよ」
綱吉「ひっ…!」
貴方「萎えちゃいました。やっぱりやめます。処理、頼んで良いですか」
チェ「ええ。次の対戦は嵐の守護者です」
貴方「…あの、沢田さん。此処まで来てくれたのは良いのですが、如何下りるんです?」
どうしよう!忘れてたぁぁっ!!
貴方「下ろしてあげましょうか?」
綱吉「お、お願いします…」
貴方「騒いだら容赦なく、倒します」
綱吉「は、はい」
その瞬間、Aが俺を担いで屋上から飛び降りた。←
えええっ!?
貴方「すみません。着地場所、ずれました」←
綱吉「!?」
貴方「っと…さようなら、沢田さん」
綱吉「う、うん。あの、ありがとう!」
貴方「え、あ、はい…」
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作者名:清水 翔 【しみずしょう】 | 作者ホームページ:http
作成日時:2016年6月26日 22時