ヴァリアーの姫(男だけど)← (ページ17)

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17、雷の勝敗ページ17

チェ「全体が熱をおびている…熱伝導…？」
チェ「サーキットの外に…」

そこにいたのは、額にオレンジ色の炎を灯した沢田だった…

綱吉「目の前で大事な仲間を失ったら……死んでも死にきれねぇ」
山本「なんだ…？あの炎は…！」
了平「…誰だ？」
山本「まさか…ツナ…？」
獄寺「…間違いねぇ…あれは10代目だ！」
山本「だな、ありゃツナだ」
了平「うむ、あんなことができるのは沢田しかいまい」
マモ「なるほど、エレットゥリコ･サーキットの導体は金属でできていて、
熱を伝達する働きがある。その熱が避雷針のくびれ部分にまで伝わり溶解したため
重量に耐えきれなくなり倒れたんだ」
ベル「でも、聞いてなかったぜ、スクアーロ。あんなバカでかい炎を出せる奴がいるなんて」
スク「(どーなってんだあのガキ…5日前とはまるで別人だ。何をしやがった…
家光の仕業か…いや…９代目が寵愛し、奴の家庭教師につけたというアルコバレーノかぁ！) ｣
綱吉「いくら大事だって言われても…ボンゴレリングだとか…次期ボスの座だとか…
そんなもののために俺は戦えない」
「「！」」
綱吉「でも友達が…仲間が傷つくのは嫌なんだ！」

沢田はザンザスに吹き飛ばされる。

ザン「なんだその目は…まさか本気でオレを倒して後継者になれると思ってんのか？」
綱吉「そんなことは思ってないよ…俺はただ…！この戦いで仲間を誰一人失いたくないんだ！」
ザン「そうか…てめぇ！」

ザンザスが手のひらに炎を宿す

チェ「ザンザス様いけません！ここで手を上げてはリング争奪戦の意味が！
拳をお納めください！」
ザン「うっせぇ！」

ザンザスが炎でチェルベッロを吹き飛ばした

「「！」」
ザン「オレはキレちゃいねぇ。むしろ楽しくなってきたぜ」

綱吉(わ…笑った！？)

ベル「こいつはレアだ」
マモ「いつから見てないかな、ボスの笑顔」
レヴィ「8年ぶりだ」
ザン「やっとわかったぜ、一時とはいえ9代目が貴様を選んだわけが…
その腐った戯れ言、軟弱な炎といい、お前と老いぼれはよく似ている」
綱吉「え！？」
ザン「ぷはーっ！こいつは悲劇、いや喜劇が生まれそうだな！おい、女。続けろ」
チェ「では勝負の結果を発表します。今回の守護者対決は沢田氏の妨害により
レヴィ･ア･タンの勝利とし、雷のリングならびに大空のリングはヴァリアー側のものとなります」