帰りの電車 ページ9
私「じゃあ、ここまでで大丈夫だよ。」
コーイチ「ほんまか?気を付けて帰るんやで?それと、帰ったら連絡するわ。」
私「うん!ありがとう」
改札へ向かおうとした時、
コーイチ「ちょっと、まって!!」
不意に腕を掴まれ、そのままコーイチくんに抱き寄せられた。
私「ど、どうしたの⁉」
コーイチ「最後に、ちょっと彼女パワー補給させて。」
耳元で、囁くようにつぶやいた。
私「いいよ。」
私を抱きしめる力が少し強くなった。
コーイチ「よし!!補給完了やで!!明日からまた頑張れるわ!」
私「うん!よし!大学も、お仕事も頑張って!」
私は再び改札の方へ向かった。
電車に乗り、昨日からの出来事をいろいろ思い出していた。
昨日初めて会って、一目惚れして、今日2人だけで会って、ご飯食べて、公園でお話しして、キスして、駅まで送ってもらって。
2日の間にすごくいろんなことがあった。ありすぎている。
そんなことを考えていると、ケータイが光った。確認するとコーイチくんからだった。
Dear:キミ
To:コーイチ
(本文): 今日はほんまにありがとう。
まだ、電車の中やんな?気を付けて帰りぃやー!
せや、次いつ会える?
コーイチ
次かぁー。んー。どうだろ。
私はスケジュール帳を取り出して、確認した。
Dear:コーイチ
To:私
(本文):私こそ今日はありがとう!
コーイチくんも気を付けてね!!
次会うとしたら金曜日かな!!
おやすみ!!
〜送信完了〜
会えるかなー。楽しみ。
メールの返事がとても待ちどおしい。
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千夏 - このお話めっちゃ好きです 更新 楽しみにしてます (2014年10月6日 18時) (レス) id: a303f4169c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥香 | 作成日時:2014年9月7日 23時