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明け方の幸せ ページ18

私「さすがに眠たくなってきた。先に寝てていい?」

コーイチ「せやな。俺も眠いわ。タカシもせやろ?」

タカシ「うん。眠いわ」

そうして寝室へ移動した。

布団の寝る場所をどうするかで悩んだ。

私「どこにいたらいい?」

コーイチ「好きな所でええよ。タカシは端っこやろ?」

タカシ「うん。」

私「私も端っこがいいからコーイチくんまん中でいい?」

コーイチ「ええよ。じゃ、寝よか」

右から順番にタカシくん、コーイチくん、私の順番で寝ることになった。

布団に入ると今日の出来事や今日に至る出来事を思い出した。本当にいろんな事があったなーとしみじみと実感した。そうして隣にいるコーイチくんを眺めて私は幸せを噛み締めながら眠りについた。

ふと目を覚ますと目の前にはコーイチくんがいる。
私はここ数日の間に起こった事を思い出した。
友達に誘われたイベントでは距離が遠くて芸能人と一般人の距離感だったのにその次の日には恋人になり一緒にご飯を食べて、今日はコーイチくんの家にお泊まり。本当に忙しい数日間だった。
応援していた芸能人が今目の前にいる。私の彼氏として。ファンのアーティストの距離ではなく手を伸ばせば触れられる距離で。あの歌ってる時の声や表情、ぱっちり二重、元気な笑い声。それが私の隣で私のために微笑んでくれる。ファンサービスとかではなく好きな時に好きなだけ。私は彼をひとりじめした気持ちでちょっとの優越感に浸りながら、彼の、コーイチくんの寝顔を眺めた。そして、小声で「大好き」とつぶやいた。




おしまい

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千夏 - このお話めっちゃ好きです 更新 楽しみにしてます (2014年10月6日 18時) (レス) id: a303f4169c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:遥香 | 作成日時:2014年9月7日 23時

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