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青天の霹靂 ページ3

そこから数ヶ月後、俺はZepp Tokyoの控え室にいた。

にーにさんからDMが届いた。【良ければワンマンにゲストとして出ませんか】と。

いや、飛んで跳ねたあと目を疑ったよね。

知名度もそこそこな俺に、ニコニコを代表するような歌い手件アーティストがこの、俺に、声をかけてくれるとは。

他の歌い手を見ると【Gero/湯毛/_(アンダーバー)/天月-あまつき-他】と書かれていた事は今でも思い出す。いや、忘れられない。

良ければ、と返事をした事までは覚えてる。


「めいちゃん大丈夫?」

「ひぇっ!?あ!はい!!多分!!」

「多分はやばいなぁ…ごめんな、オリ曲渡してプレッシャーなるやろ?」

「いえ!!いや、はい!!でも、めっちゃ嬉しくて!」

「初めて歌い手に楽曲提供したもん〜ありがとうやわぁ」


いつも聞いていたラジオのようにキレッキレじゃない、はんなり、という言葉が似合うホンワカしたこの女性。にーにさんこと金城Aさん。

えーーーーすきーーーーとか思いながら手に握っていた楽譜を改めて呼んで本番に備える。

一応サポート、というか暇だった人がきてトークだけ回してくれるという話だったが俺は誰か知らない。


「あんな大物歌い手を他でまとめちゃう推しとは〜?可愛すぎんか??」


同い年だが可愛くて仕方ない。大学や高校にこんなに可愛かった人がいるだろうか?

そんなにーにさんに渡された曲はロック系純愛ソング。白雪姫をモチーフにしたその曲は赤りんごという魅惑の彼女を求める男の葛藤を描いていた。


「にーにさん!本番1分前です!」

「はい!スタッフの皆さん!それにゲストのめいちゃん!今日の公演は2公演あります!1公演1公演後半は曲も変わって大変ですがよろしくお願いします!」


会場のドラムロールが終わると真っ暗になる。

俺たちへ感謝の言葉を伝えてから会場を魅了するにーにさんはさながら赤りんごのようだった。

緊張で震えていると出番が目前に。


「いやぁ、みんなね、私のTwitter見てくれてると思うからちょっとゲストのネタバレすると、最近私イチオシの歌い手さんやねんなぁ〜」


そう言うと会場から悲鳴や感嘆の声が上がる。

良かった、アウェイじゃない。


「めいちゃんさんお疲れ様です」


出番前なのに話しかけてきたのは【暇な人】。

いや、最終兵器俺達のキヨさん。

え?????普通にちょっとやばくねぇか??

勇者→←歌い手とは



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Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 本当に素敵な作品をありがとうございました!次回作も楽しみに待ってます! (2021年9月1日 17時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます!更新お疲れ様でした!!とても素敵なお話で、あっという間に感じてしまいました…今後も読み返し確定です!笑 次回作はめいちゃんさんではないとのことですが、ずっと待ってるのでまためいちゃんさんのお話を書いていただけたらと思います! (2021年9月1日 17時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - めちゃくちゃ好きです!更新楽しみに正座で待ってます! (2021年8月26日 21時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白くて好きです!!!!書いてくださってありがとうございます! (2021年7月28日 0時) (レス) id: 646ac0bdca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し52013号 | 作成日時:2021年7月27日 13時

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