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「A久しぶり〜、会いたかったよ。」
『ごめんね、疲れてるよね、』
「Aに会えたから疲れなんて吹っ飛んだよ。」
私の家に着くや否や、
そうやって私を愛おしそうに見つめるドンヒョクくんに惨く切なくなる。
『.......あのね、話したいことが、』
「そういえば来週、歌番組一緒だったよ！」
『ドンヒョクく、』
「久しぶりに共演出来て嬉しい〜！」
私の言葉に被せて話し出すドンヒョクくんはきっと私が何を言おうとしてるのか気づいている。
「かっこいい姿みせれるように頑張るね、俺。」
私の目を見ようとしないドンヒョクくん。
ふと下の方を見ると握りしめられた手が微かに震えていて。
「 だから、だから俺、」
必死に言葉を紡ぐ彼の瞳には涙が滲んでいる。
『もう、終わりにしようドンヒョクくん。』
私の言葉にその涙はぽろっ、とドンヒョクくんの頬に流れる。
『これ以上貴方を、傷つけたくないっ、』
「傷ついてないよ、俺。傷ついてなんか、」
『.........っ、』
「そんなにヒョンがいい？」
「あんなに傷つけられたのに、それでもヒョンがいいの？
俺じゃ、だめなの？」
『.......ごめんなさ、い、』
「なんで、っなんでだよ！！
ヒョンにあって、俺にはないものってなに？」
『そんなの、ない、』
「じゃあ俺でいいじゃん！どうして、」
どんどん歪んでいく彼の表情に逃げ出してしまいたくなる。
『マクオッパじゃなきゃ、だめなの、』
「次こそは幸せになれるとでも思ってるの？
傷つけないって、そんな実もない言葉をおまえはまた信じるの？」
『........ドンヒョクくん、』
「絶対なんて、この世にないんだよ！！
なんで、おまえはいつもいつもそうやって絶対、を信じるんだよ！」
『信じるよ、私は。
オッパの言う絶対を、私は信じる。』
私の言葉に怒りにも近い目で私を見るドンヒョクくん。
『この半年間、貴方を好きになれたらって、そう思ってた。』
「.........っ。」
『貴方をこれ以上壊したくなくて、傷つけたくなくて。
そんな想いで貴方の隣にいた。』
「やめろ、」
『だけど、それは結局貴方の心を更に壊していっただけだった。
貴方を、........っ、あなたをこれ以上ないほど傷つけただけだった。』
「言うな、」
『........間違ってたの、
貴方を大切に想う気持ちがあるならあの日、突き放すべきだったね。』
「やめろ！！！！」
大きな声に、怯みそうになる気持ちを奮い立たせる。
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アイカ(プロフ) - 面白かったです！続編も見てみたいです！！！ (5月21日 12時) (
レス) @page40 id: 0869ea67dc (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉﾀﾛ(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです。本当に本当にありがとうございます！これからもこの作品含め愛していただけると幸いです🥲 (2022年1月1日 4時) (レス) id: b9c18f97b5 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 切なすぎて泣きながら読みました。本当に素敵なお話で、大好きです😭😭😭 (2021年12月6日 2時) (レス) @page39 id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉﾀﾛ(プロフ) - ジェ！さん» 初めまして、コメントありがとうございます！続編希望していただけて本当に嬉しいです！楽しみに待っていてください！ (2021年12月2日 5時) (レス) id: b9c18f97b5 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉﾀﾛ(プロフ) - ココさん» コメントありがとうございます！続編希望していただき本当に嬉しいです！！楽しみに待っていてください！ (2021年12月2日 5時) (レス) id: b9c18f97b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾕﾉﾀﾛ | 作成日時：2021年11月11日 3時
