【歌い手】何もない【男主】 (ページ9)

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６話ページ9

― 96猫side ―

『偶然からはじまる必然の一場面』

始まった……………

『遠くに見えたのは揺れる赤色』

96「不思議な森の奥で見つけた黒い影と何かが始まる予感、怖くて逃げ出した」

『「出会い」は』

96「終わりに」

『続く』

96「シナリオ」

96「『だからわざと遠回りをした』」

綺麗なハモリで

感情がこもってる

なんだろう……………

『会いたかったんだ触れたかったんだ
話したかった、ほんとは
かわいい君と優しい僕が出会い、
結ばれる結末』

狼だ、ちゃんと狼になってる

96「『何回だって何回だって
神様に願ったよでも…
悲しいくらい、悲しいくらい』」

『おおかみと』

96「赤ずきんなんだ」

96「『泣いてる君を慰めたくて
伸ばした腕が、震える
愛しているよ抱きしめたいよ
だけど、できないんだよ…！
どう足掻いたってどう願ったって
爪も牙も消えない
だから、ただ待ってるよ
君の涙が止むまで、あの木の先で
ずっと…』」

凄い、凄過ぎるっ

96「これさ、私ん家で録らない？住所教えるからさ、都内？？」

『えっ、うん』

96「編集とかもこっちでするからっ！」

『えっ、いいのか…………？』

96「うんっ、いつなら空いてる？？」

『月水金は空いてるけど……………』

96「他は？」

『バイト』

96「バイトしてるんだ…………」

『まぁ、そうだね……………』

96「じゃあ来週の月曜日とかどう？そこなら私も空いてるしっ！」

『来週………………大丈夫』

96「よしっ、じゃあ……………………………
住所と地図送ったから来てねっ！！
私ん家に………………………1時ぐらいでっ！
昼飯は抜いてこいっ！」

『えっ、なんで』

96「こっちで用意するっ」

『ありがと』

96「うんっ、じゃあ楽しみにしてるからっ！」

『うん、俺も』

96「またっ！！」

『おっ、おう…………？』

96「あーっ！君の顔の特徴ないっ！？」

『えっ……………？』

96「あっ！１枚自撮り送ってっ！！」

『撮ったことn「96)がんばれっ！！じゃっ！(ﾌﾞﾁｯ」あっ、切れたっ』

よっしゃ、じゃあ…………………

ＰＶ作ってもらおうっ！！

初コラボらしいしっ！

声かっこよかったしっ！

歌すっごい上手かったしっ！

かっこよかったしっ！

これでイケメンだったら、尚申し分無いねっ

kaimuが画像を送信しました

自撮り来たーっ！！！！！！！

イケメン過ぎるぞっ

最高だ、kaimuくんっ

ー 96猫side end ー