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｢おがぁさぁぁぁぁんっ！｣
｢お、お母さん？！｣
｢A、俺に内緒で子供いたの？｣
｢そんなわけないでしょ！｣
＿＿＿＿この事の発端は、30分前に遡る。
｢今日は餃子パーティーしよ！｣
蓮が餃子パーティーをご所望したから、じゃあどうせ日曜日だしという事で大型ショッピングモールに足を運んだ私たち。
一応ゴールド免許の私が運転すると言うのに、蓮がしてくれると譲らないので私の車で運転してくれることに。
｢蓮、家に帰らないの？｣
｢帰って欲しいの？｣
｢ううん｣
彼が連泊し始めてから早2週間。
私の家の方が会社から近いから、色々と便利で泊まっているのは分かっている
そして私の希望で、私と一緒に居たいからいてくれるんじゃないかっていう希望も込めて。
｢んじゃ、この話終わり。｣
半月も私の家にいて、なんと言うか
半同棲のようで、嬉しいのだけど家賃勿体なくない？と思ってしまう。
｢それとそのうちAの家に引っ越すから。よろしく｣
｢え？｣
｢だから、この話終わり｣
頭が混乱しているうちにショッピングモールに着いて
私は人の多さに見失わないように蓮の手を掴みながら歩いていると
服を引っ張られる感覚がして立ち止まると
｢A？何か気になる店あった？｣
｢あ、そうじゃなくて｣
後ろに小さな女の子が私の服を引っ張って
｢おがぁぁぁさぁぁぁんっ｣
と大きな声で泣いていて、冒頭の会話になるのでした。
私はとりあえず女の子と同じ目線になるために膝をつく。
｢お姉ちゃんが、助けてあげるからまずはお名前教えてくれる？｣
｢あーちゃんっ……！｣
｢すごいね、お名前言えたね！お母さん探そ！｣
実は私は小さき人が凄く好きというか、可愛いというか守ってあげたくなる。
保育士になりたい！と思っていた程なので、力になれるなら何でもしたいと思っていたのだけれど
ﾊｯっとする。蓮を置いていけぼりにしてしまったからだ。
｢あ、れ、蓮ごめん…勝手に｣
｢なんで？探すならっ……よっ、と｣
勝手に決めてごめんと言おうとすると、蓮は女の子を肩車してニコニコ笑った。
女の子はたかぁーい！と喜んで泣き止んでて
｢蓮……すごいね……｣
｢俺は肩車しただけ｣
そうは言うけれど、すぐに打ち解けてて楽しそうに会話をしているんだからやはり凄い
蓮のいい所だ。
深澤さんが営業に連れて行くといい方向に話が進むって言っている理由がわかる。
｢あーちゃん、お母さんどんな服きてたかな？｣
｢あーちゃんとおそろい！！！｣
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かず(プロフ) - こんにちは！ドキドキしながら読ませていただき、2つ分、一気読みしちゃいました！これからも更新、楽しみにしています！ (4月21日 11時) (
レス) id: 69d89bba8e (このIDを非表示/違反報告)
清乃(せいの)(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん！コメントありがとうございます！とても嬉しいです！頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (3月17日 19時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 続き楽しみに待ってます (3月17日 16時) (レス) @page30 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清乃(せいの) | 作成日時：2024年2月20日 9時
