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まじで怪訝な顔してんじゃん…と言いながらトボトボ席に戻る深澤さん。
若干可哀想だから飴でもあげようか、そう思っていると
｢はい、注目ー！｣
課長が金八先生を絶対意識している言い方をしながら入ってきて
それを聞いた千景は大爆笑をしている。
これは彼氏さん、嬉しいだろう。こんなに笑ってくれる子が彼女なんだから。
｢新人くんが今日から入るから、はい、自己紹介どうぞ｣
そう言って真ん中に立った彼は＿＿＿＿
"なんかって言葉、良くないですよ？自分で自分の価値下げたらかわいそーですよ"
｢え…神、様…？｣
｢中途採用させていただきました、目黒蓮です。24歳。身長185cmです、よろしくお願いします！｣
私の知っている神様と瓜二つすぎる。
しかも名前、目黒。2つ下
｢深澤ー、お前世話係｣
｢えー、俺はAいるんでパスで｣
｢Aはもうとっくの昔に1人前だろアホ｣
｢…ちぇー。わかりましたー｣
目をぱちぱちさせながら深澤さんのデスクに向かって歩いてくる彼を見ていると
ふわっと笑って会釈をされた。
いや、まぁ、そうだ。
私にとってあの出来事が私を変えた重要なことでも
彼にとってはきっとなんてことない言葉で、きっと、なんて事ない出来事だから
8年も前のことだし、覚えてなくて当然。
でも、何となく彼を見てしまっていると
ふと視線を移した深澤さんと目が合ってしまって
思いっきりウインクをされてしまう。
｢っはは!!!!深澤さん、めっちゃ怪訝な顔されてますよ？｣
｢ちげーし！これは、あれだ。照れちゃってんの！なー！A！｣
｢…ハイ、ソウデスネ｣
そう言って、今日の業務を始めようとすると向かいのデスクから目黒くんが乗り出して来た。
深澤さんの注意も聞き流しながら。
｢名前、なんて言うんすか？Aさん｣
｢…今呼んだじゃない｣
｢俺が知りたいのは、名前全部｣
｢はいはいはい、俺が答えてやるよ、目黒ー！AAだ！コイツの名前は｣
｢なんで深澤さんが答えるの、俺、Aさんに聞いたのに｣
そう言いながら席にお戻りになられると思いきや
深澤さんが、お前とAを近づけたくない！とかなにやら言っている間に
私を手招きするから、なんだろうと少し身を乗り出すと
私の耳元で
"＿＿＿＿高校でしょ？先輩"
私の高校を当てて、ニヤニヤと楽しそうに笑いながら席に戻って深澤さんの話をウンウン。と聞いている彼。
疑惑が確信に変わる瞬間だった＿＿＿＿
＿＿＿＿彼は神様でした
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かず(プロフ) - こんにちは！ドキドキしながら読ませていただき、2つ分、一気読みしちゃいました！これからも更新、楽しみにしています！ (4月21日 11時) (
レス) id: 69d89bba8e (このIDを非表示/違反報告)
清乃(せいの)(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん！コメントありがとうございます！とても嬉しいです！頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (3月17日 19時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 続き楽しみに待ってます (3月17日 16時) (レス) @page30 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清乃(せいの) | 作成日時：2024年2月20日 9時
