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休日は家で過ごすに限る。
誰にも会わずにゴロゴロしながら好きなご飯を食べて
溜まってた録画を消化して
これが楽しい
〜〜♪
のに、スマホが鳴り止まず無視する訳にも行かないので渋々ディスプレイを見ると
"目黒蓮くん"
と表示されていた。
そう言えば万が一の時にという理由で交換していたのをすっかり忘れてた。
出ようか、出まいかと考えているうちに電話が切れてしまって
流石に２回掛けてくる強メンタルは持ってないでしょと
また目の前のバラエティに目を向けた瞬間
〜♪♪
そうでした、あの子強メンタルでした。と思いながら電話に出る。
｢あ、Aさん。デートしません？｣
｢ごめん、今録画見てるから｣
そう言って切ったのが１分前。
で
｢Aさん、デートしましょ？｣
｢だから、今録画見てるからおうち時間で忙しいの｣
これは何回目のやり取りかもう覚えていない。
断って切っても結局掛かってくる電話に疲弊した私は
｢おはようございます、Aさん｣
｢もうお昼だから、正しくはこんにちは。ね｣
｢細かいことは気にしないで、行きましょ！デート！｣
結局彼のワガママを聞くことに。
｢Aさんの格好、超可愛い｣
｢あ、ありがと…？｣
｢えー、俺は褒めてくれないの？Aさん｣
そう言いながら私の目線に合わせる目黒くん。
いつもは見上げるから、同じ目線になると何となく恥ずかしくて顔を背けて
どこに行くの？と話を逸らして逃げようとした瞬間
｢蓮…？｣
と、目黒くんの名前を呼んで彼を確実に見ている女の子がいた。
同性から見ても、守ってあげたいって思える程に
可愛らしくて小柄な女の子だ。
｢久しぶりっ…！蓮、ちゃんとご飯食べてる？コンビニのご飯ばっかりじゃない？｣
｢……なんの用？俺、今から好きな人とデートすんだけど｣
ふたりが話している姿は絵になる。
自分を卑下している訳では無いが、今の自分と目の前の彼女
どちらが彼とデートする？と聞かれた時、100％私じゃないことは確かで
そんな事実に何故か今、私の気分は落ち込んでしまっている。
｢私と付き合ってた時は好きなんて言われた事ない｣
聞いてはいけない痴話喧嘩だと思いながらも耳から聞こえてきてしまう会話に
驚きを隠せなくて、隣にいる彼を見上げると
目黒くんは、私の頭をポンポンと軽くしながら優しい笑顔を向けて
耳元で短くごめんねというと
｢俺は好きな人にしか言わないから。ね？Aさん｣
わたしを引き寄せて急に額にキスを落とされた。
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かず(プロフ) - こんにちは！ドキドキしながら読ませていただき、2つ分、一気読みしちゃいました！これからも更新、楽しみにしています！ (4月21日 11時) (
レス) id: 69d89bba8e (このIDを非表示/違反報告)
清乃(せいの)(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん！コメントありがとうございます！とても嬉しいです！頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (3月17日 19時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 続き楽しみに待ってます (3月17日 16時) (レス) @page30 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清乃(せいの) | 作成日時：2024年2月20日 9時
