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｢さっくんのこと許さん｣
｢ズル休み撲滅委員会だから｣
｢そんな委員会は無い！｣
結局私はこの行事を病欠することは出来ず。
さっくんが迎えに来やがったから親に行事のことがバレて、学級委員していることもバレて
学級委員が休むんじゃない！と怒られてしまった。
｢Aたそー！佐久間氏！｣
｢お、オタ沢くん…！そのタオルは……！穂乃果ちゃんじゃないですか！｣
｢Aたそ、お目が高い。……これで擬似で嫁と歩くことが出来るのですぞ！｣
｢何てアイディアなんだ……！流石オタ沢くん！｣
そして結局私とさっくん班にロイヤル宮舘涼太サンと渡辺翔太サンが加入されることはなく、余ってたクラスメイトと組むことになった。
あの人達と組みたい人は沢山いるのだから、態々組みたくない私と組むより絶対に双方良かったのだ。
｢あー、もう帰りたい｣
｢まだ歩き始めて1分しか経ってねぇのに？！｣
｢さっくんがおかしいんだよ、何が楽しいのさこの行事｣
｢んー、Aとデートしてるみたいだから？｣
｢なんのアニメの影響よ｣
｢酷ぇー！本気なのに！｣
佐久間大介という男は、アニメや漫画に影響されやすいのだ。
一時期は自信のハマっていた主人公の一人称をずっと使っていたし
必殺技の練習もしていたし
とにかく、一挙一動、一言一言を本気で受けとってはいけないのだ。
今私の髪の毛を軽く触って耳にかけたこの行動だって、深夜アニメ辺りの影響だろう。
さっくんに片想いする人間は大変だろう。
どれが本気で、どれが影響なのか疑心暗鬼になるだろうから。
付き合い始めたら前も言った通りオススメな男なのだけれども。
｢翔太ー、荷物持ってよー｣
｢だる、自分で持てよ｣
｢こちとら女の子だぞ！？！｣
｢歩くって分かってんのに馬鹿みたいに荷物もってくる方が悪ぃ｣
後ろから一際賑やかな集団の声がすると思えば
我がクラスのスクールカースト上位班のお出ましだった。
これは前に歩いている私たちは邪魔だろうと歩道の端に移動してこの人たちが過ぎるのをやり過ごそうとしていた。
この人たちの前に私たちのような種族の人間が歩いていること自体、この人たちにとっては不快なことだろうから。
｢舘さん、Aに今ウインクしなかった？｣
｢さっくんよ、ロイヤル宮舘涼太サンは全てがロイヤルなんだきっと可愛いスズメでも見つけたんだよ｣
｢お前の中の舘さんのイメージキャラ濃くね？｣
断言したい、ロイヤル宮舘涼太サンは
チョコをチョコと呼ばないだろう。
ショコラ、そう呼ぶくらいにきっとロイヤルだ。
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清乃(せいの)(プロフ) - あんこさん» あんこさん、初めまして！ありがとうございます！とっても嬉しいです！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！…！知っているアニメで良かったです…!!一安心しました！笑これからもよろしくお願いします！(( *´ `) (2月14日 21時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 初めまして！とても引き込まれるお話で、毎回更新を楽しみにしています(*^^*)自分が知ってるアニメもたくさん出てきてそこも嬉しいです！これからも応援しています★ (2月14日 13時) (レス) id: e42437901a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清乃(せいの) | 作成日時：2024年1月31日 22時
