第60話 ページ11
｢え〜、要するに！君達は全国から集められたエリートです、この校長が保証します！が…油断しているとどーしようも無い誰かさんたちみたいに……｣
いつもの嫌な時間が始まった。
校長の嫌味タイムから始まり、それに乗っかった生徒会からも嫌味を浴び、他の生徒からは嘲笑される。
けれど、今日はなんだか気持ちが楽だった。
それもこれも全部、私達の素敵な先生達のおかげだろう。
｢はい、今皆さんに配ったプリントが生徒会行事の詳細です｣
｢え！？なに、俺たちの分は！？｣
岡島くんが小声で聞いた後、岡野さんが胸元で小さくバツ印を作る。
ほんと、普通のいじめだよね。
そんな中磯貝くんが声を上げて生徒会の人言った。
｢すみません！E組の分、まだなんですが！｣
｢え？ない？おっかしいなぁ、ごめんなさぁい？3のE分忘れた見たぁい。すいませんけど、全部記憶して帰ってください？｣
最近の私は、日常が楽しく少し調子に乗るんだからね。
『え！頭脳明晰、成績優秀な人でも忘れ物ってするんですねぇ！！なら、私たちにその手元のプリント下さいよ〜！生徒会の人ですしもう既に暗記済みですよね？？？』
｢なっ…、はあ？｣
｢こら！立花さん他クラスの子に喧嘩を売るんじゃありません！…にゅやっ！｣
私が大声を上げていると、殺せんせーがやってきて何かを撒き始めた。
手元を見てみると、恐らくそれは生徒会行事のプリント。
『ごめんなさい、せんせー。もうしないです』
｢はい、立花さんは素直な良い子ですねぇ｣
せんせーがマッハで用意してくれたプリントを大切に持って謝った。
なんか聞こえる気がするけどそれは無視。
｢｢(素直な良い子は人のこと煽ったりしないよ…)｣｣
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椰月(プロフ) - すごく面白かったです！続き待ってます！ (2022年9月6日 22時) (
レス) @page10 id: 0d9ade9d78 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - そんな褒めないでください、更新しちゃいますね (2022年4月9日 2時) (レス) @page8 id: 6d206c73d5 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - この作品とても面白いです！これからも更新楽しみにしてます！ (2022年4月1日 16時) (レス) id: 35f769dbf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんぴー | 作成日時：2022年3月11日 1時
