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フリーター怒られる ページ20

「おい...Aっ」




陽太郎くんを抱っこしようとしているボスの声音が少し低い、というか震えている。



『どうかしました?』



「お前、この短期間でコイツらにどんだけ食べもの与えてんだ」



『え?そんなにあげてないと思いますけど』






本気で考えた所で京介くんと桐絵ちゃんが来た。




「A先輩それ本気で言ってます?俺らだけでもかなり食ってるんで陽太郎からすればえぐい量だったと思いますよ」



『え.......だそうですボス』




「だそうです、じゃねえよお前しばらく自分以外に食いもん買ってくるの禁止だ禁止」






え?そんな禁止ある?無理じゃん。





「ちょっと!それはさすがに酷よ!Aさんから世話焼きとったらAさん死んじゃうわよ!」




『桐絵ちゃんそれ言い過ぎじゃないかな』





「いえ、言い得て妙かと」







みんなは私をなんて思ってるんだろう?




桐絵ちゃんの抗議も虚しく、私は1週間の...なんだ、甘やかし?禁止となった。







『て言っても、そんなしょっちゅう物あげてないと思うのに...あれ、修くんどうしたの?』



「あ、Aさん!いえ、空閑が腹減ったみたいでついでにみんなの昼ご飯でも買いに行こうかと」



『え!そんなの私が行くよ!!何が欲し.....い.....ごめん、私今日から1週間みんなに食べ物あげちゃいけないの...ごめんね』



「(Aさんが本気で泣きそうな顔してる...そんなに辛いのか...?)」

フリーター甘やかされる→←フリーター病的お節介



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作者名:ぱんぴー | 作成日時:2021年2月25日 14時

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