検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:62,993 hit

フリーターフリーダム ページ16

『あれ、遊真くん平気?ほっぺた痛くない?』




『千佳ちゃんどれか取る?あ、今日はジュースも飲んじゃおっか?』




『修くんそれで足りてる??足りなかったら私買ってくるよ、何がいい?』




『栞ちゃんも喉乾いてない?欲しいものあったら言ってね?』





『陽太郎くんはい、お口開けて〜』





リビングではAの独壇場だった、迅以外の年下メンバー全員の世話を焼く。





「あ、あの。Aさん僕らの年、知ってますか?」




思わず問いかける修にもケロッと、


『うん、わかるよ〜!中学生だよね、勉強頑張れてる?わからないところあったら頑張って教えるね!!』



「あ、いえ、はい。まあ...ありがとうございます…?」




と、いつの間にかAのマシンガントークになってしまう。




「諦めろメガネ君。林は年下全員可愛がりたくて仕方ないからな」



「そうそう、隙を見せようものならいつの間にか至れり尽くせりされるよ私たち〜」




俺とレイジさんとかにはないんだけどなそういうの...と若干落ち込む迅に対してAは、




『だって迅くんとかは可愛くないじゃん』




バッサリ、ここで言うAの可愛いとは見た目ではない。



迅は自分より出来る人間に加え、立ち居振る舞いが同い年に見えないため年上にすら感じる。




木崎に至っては言わずもがな、だ。




「確かに〜」




なんて、ケラケラ笑う宇佐美にものまたも肩を落とす迅なのであった。

フリーター言う事聞かず→←フリーターお菓子大量



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
277人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱんぴー | 作成日時:2021年2月25日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。