パンダの妹

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『悟サーン！いるデスネー？？』




中の返事を待たずして職員室に入るA



｢ん〜A、僕今何か言った？？？｣


『へ？何も言ってないヨー！』




｢うんうん、分かってた。Aはそういう子だもんね。でも僕出来れば返事してから入ってきてほしかな〜｣



もはや教師としての威厳を何処かに捨てられた五条は椅子をくるくる回しながら言う



『分かったヨー！やり直すネー！』



｢おー、そう来るか。うんうん、まあいいよ。やってごらん｣





そう言ってAは来た道を戻り職員室を出た



『悟サーン！いるデスカー？？』



しかし、待てども待てども返事がない。言われたことを忠実に守って、Aはもう一度呼ぶ



『悟サーン！！いるデスネー？？』




その頃職員室では


悟サーンと呼ぶAの声を聞き目の前を見る七海


その目の前にはニヤニヤしているろくでもない変人




｢何をやっているんですか｣



｢ん〜？いやーね、僕の言ったこと忠実に守っちゃう当たりやっぱりAは他の子より素直だなーって僕嬉しい♡｣




普段の生徒からの扱いに感覚が麻痺しているのかよく分からない話をしだす五条



すると



｢おい悟この野郎！！Aに何させてんだよアホか！｣




｢しゃけ…｣



真希と狗巻だ



真希は青筋を立ててるし、狗巻に至ってはゲテモノを見る目で五条を見る



｢やだなー、ほんのお遊びだってばー！棘その目やめてお願い僕の心ガラス製だから！！ぴきぴき言い出してるから！！｣





そんな五条の後ろに大きな影が




｢悟、お前…うちの娘に何をしているんだ？｣




｢あっ、あれ…やだな〜学長。ちょっとした生徒との戯れじゃないすかー｣



｢ほらほらA見とけよ〜、悟が学長にしばかれるところ｣




学長とパンダだ



『悟サン…人じゃないヨー…』





そしてパンダに抱っこされながら悟りを開いたような目をするAであった

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