パンダの妹

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『フレー！フレー！真希チャン！』



僕の横で熱烈な声援を送るA


僕の生徒可愛いね？？何なの？？こんなんで応援されたらプロリーグだって瞬く間に終わるよ？


そんな普段から気丈なAの目は可哀想なくらいに腫れていて、朝会った時には硝子から氷を当てられてたほど




『あ"ぁっ！！桃サンっ！！』




どっから出したの今の嘆き声、学長達もこっち見てるよA


そこから試合は順調に続き、棘が出塁

悠仁がホームランを打ったことでケリがついた



ん〜、さっすが僕の教え子達☆




『棘チャン棘チャン！すごい足速いのネ〜！悠仁チャンも最後ピューン！って凄かったヨ〜！！』


｢ツナマヨ！｣


｢次はAさんもやろうな！｣





Aが出来るのは何年後かな？



｢よぉしっ、みんなでいい汗を流した後はご飯だね！どこに行きたい？？このGLGな五条先生が奢っちゃう！！｣


『(お肉…お寿司もいいナ…でも食べ放題でわたあめ作るのも捨てがたいネ〜…)』




考え込んでいるAを見て真希はギョッとする




｢A、A…ヨダレ垂らしすぎだ。獲物を前にした野獣かお前は…｣



『へへぇ、食べ放題行きたいなぁって…駄目かナー？』


｢おら、悟。俺の可愛い可愛い妹様が食べ放題をご所望だ。いいとこ連れて行けよ｣




うんうん、こんなおめめ爛々にさせてる子のお願いを聞かないわけないよね！

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