パンダの妹

33 ページ36

『？？なんデスカー、それ！』

｢いや、うーん…なんだろうなぁ｣




野球のゲームでは初歩の初歩ゆえ、説明に困ったパンダは説明を放棄した




｢諦めんなよパンダ。そうだな…なあA｣


『なぁに〜真希チャン！』



｢グローブは基本的にどっちの手にはめるか分かるか？｣


『両手！』



｢よしっ、解散だ寝るぞ｣




道具の使い方さえわからない者にルールなど説明しても覚えられるわけが無い


時間が無いのだ今回は



そんな時、狗巻がAに声をかける





｢ツナマヨ、明太子｣


『ん〜？チアリーダー？Aがやるの？？』




内容は、応援席でチアリーダーをやっててくれればいい、というものだった


しかしこの男、ただただ可愛らしいお顔の男ではないことを忘れてはいけない


今だって




｢じゃげっ｣


｢おいパンダ、最愛の妹が穢されるぞ｣



｢てめぇこら棘！！！｣




鼻血をダラダラ垂らしながら土下座をしている


よからぬ事しか考えてない




『良いヨ〜！Aポンポン４つ持ってるんだ〜！』


｢どうしてここにそんなものがあるのかは置いておくが、Aやらなくていいからな。明日は天気もいいし肌火傷すんぞ｣



真希のさり気ないフォローのおかげで、水に流されたチアリーダー



｢やめろ棘お前何、ファスナー下げてんだ何言う気だ馬鹿！｣



読者の皆様



狗巻棘が天使だと



いつから錯覚していた？？

34→←32

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す