パンダの妹

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コンチャンがいなくなったことにより、恵チャンの術式が解けたことを知らされる



真希チャンからも焦燥の雰囲気が感じ取れる


｢もう呪術は使わない方がいいあなたに打ち込んだ芽は呪力が大好物。術力を使うほど身体の奥深くへ根を伸ばす｣



｢ご親切に…どうせ殺すつもりだろっ｣


｢説明した方が効くのが早いらしい｣



真希チャンが攻撃をしに行く…が、呆気なく弾かれ捕まった



『参ったナァ……ん…？』



耳を澄ませば聞こえる足音…ふむ


｢あぁあああ"！！｣


｢恵、やめろ…っ｣




『もう、Aたちの番は終わりみたいだヨ』

｢ああ、選手交代だ…｣




突如として舞う水飛沫


真希チャンを抱える東堂サン


私を庇うようにして立つ悠二チャン




『ん〜、目覚しい成長だネ…』




その背中は初めて会った時よりもどこか勇ましかった


｢やめろ虎杖、そいつは、俺たちでどうこう…｣



『はいはい、恵チャン喋るのは良くないヨ。悠二チャンはともかく、東堂サンもいるならA達より勝機はあるからネ〜』


｢そいつの言う通りだ…パンダ｣


え？



｢あいよ｣

『あぁああ…お兄ザンっどごいっでだのぉ！！！』


｢よすよす、泣くな泣くな｣


パンダを見つけた瞬間涙と鼻水をドバドバ流し始めるAパンダは無言であやしに行く




シスコンだ




｢2人を連れて帳を出ろ、西宮曰くこの帳は対五条悟用で、俺たちは問題なく出入りできる｣




悟サンだけを警戒した帳


呪霊を仕向けてくる割に、大分自分たちは舐められているらしいネ

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