パンダの妹

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Aside



いつもより目がぱっちりと冴えた



『朝、か……？なんか、頭回らないな』





いつも以上に冴えてる目、もやもやしすぎて違和感のある頭の中




部屋にノックの音が響く



｢Aー、起きてるのか？｣



お兄さんの声だと気がついて慌ててドアを開けに行く



『お、お兄さん。おはよう』


｢おう、おはよう｣




この時パンダがAに対して違和感を覚えたのは言うまでもないが、Aにはそんな事気が付けるわけがなかった



｢着替えたらオレの部屋来いよ、髪やってやるから｣




『あ、うん！わかったよー』



なんで今日A、こんなに頭もやもやしてるんだろう？


お兄さんに髪をやってもらい2人で食堂に向かう




｢今日は遅くなかったな、おはよう｣


｢しゃけ！｣



『棘ちゃん、真希ちゃん！おはよう』



｢…？A、お前いつもと｣



｢待ってくれ真希｣





Aが挨拶を返すと怪訝な顔をしてこえをかけようとしてくる真希ちゃん、その言葉を遮るお兄さん




『あちょっと！仲間外れでこしょこしょ話しないでヨー！』




ん？



『お兄サン、A今日なんか変だネー…？』



たった今、不意にいつもの癖が抜けていることに気が付いた


その事に言いようのない不安感に襲われる



｢いやー、うん…。変というか、癖が抜けていたのは確かだな｣

『だネー』



お兄サンも否定をしない



｢おっはよー、今日は僕も皆と食べるよーん！｣




少し微妙な雰囲気になってきた食堂に悟サンがきた



｢朝からうるせぇよ｣




真希チャンのツッコミにも若干の歪みができた気がした




｢あれ、皆そんな顔してどうしたの｣







過去最高28位！恐悦至極でげす。。

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