第45話 ページ46
教室にはタブレットを叩く音が響いている。
暗殺に失敗したイリーナ先生がイラついているんだ。
「あー、もう！なんでWiFi入んないのよこのぼろ校舎！」
『…ぼろ校舎だから？』
「Aちゃん、そういうことじゃないね」
いやわかってるけども、逆こんな場所にあるこんな校舎でネット設備完璧な方が気持ち悪くない？
イリーナ先生はイライラしてるけど、他の皆もどことなくピリピリしてて怖いし、赤羽くんだけがそのまんまって感じ。
「必死だね、ビッチ姉さん。あんな事されちゃプライドズタズタだろうね」
「っ！」
『赤羽くんお馬鹿聞こえてるお馬鹿！』
「良いんだよ別に」
挑発するように言った赤羽くんを、睨んでくるイリーナ先生。
もうちょっと仲良くしようよ…。
「先生…」
「何よ」
「授業してくれないなら、殺せんせーと交代してくれませんか？俺ら今年受験なんで…」
そう、私達は三年生。
いくら落ちこぼれクラスとは言えど受験はあるし、成績があまり良くないぶん今年のテストで挽回していかなくてはならない。
「はんっ、あの凶悪生物に教わりたいのぉ？地球の危機と受験を比べられるなんて、ガキは平和で良いわねぇ。それに、聞けばあんた達Ｅ組ってこの学校の落ちこぼれらだそうじゃないの」
『先生っ…』
クラスでは普段は何も言わないけど、Ｅ組に対しての劣等感を持っていない生徒なんてほとんどいない。
それもこんな指摘のされ方をされれば嫌でも思い出す。
それなのに嘲るようにその話題を出すこのイリーナ先生は、流石にいただけない。
「そーだ！じゃこうしましょう？私が暗殺に成功したら一人500万円分けてあげる！無駄な勉強するよりずっと有益でしょう？だから、黙って私に従っ…「出てけよ」」
誰かの投げた消しゴムに驚いた拍子にビッチ先生の言葉が止まった。
それを皮切りに、クラス全体が騒ぎ出す。
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ぱんぴー(プロフ) - アロンさん» あら、ありがとうございます！頑張ります！ (2021年9月5日 22時) (
レス) id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - すっごい面白いです！家の事情とかのこともあって悲しいはずなのに明るい夢主ちゃんが好きです！更新頑張ってください！ (2021年9月5日 15時) (レス) id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - イヴさん» 嬉しいです、頑張ります！ (2021年9月1日 11時) (レス) id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - とって夢主ちゃんの感じ大好きです！！更新頑張ってくださいｯ (2021年8月29日 21時) (レス) id: adc5e1c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんぴー | 作成日時：2021年3月31日 15時
