💛 ページ38
最近、長尾氏の色気が半端ない。赤ちゃんみたいやったのに、急速充電の如く急激に成長したんかなーと、自分に言い聞かせることが増えた。
長「Aちゃん！撮影終わったらご飯行きません？」
「えっ？いやぁ…二人ではちょっ」
今をときめくスーパーアイドルって自覚あるんかなぁ？
撮られたら一発で終わりやで？マネージャーやからって世間は容赦しませんよ？
長「Aぇグループの小島くんと！」
「こっ、こじ？何で小島くん？」
ほら、こうやって期待させるのが上手なこと。
長「今東京来てるらしくて！」
「じゃあ二人で行った方が…私どの立ち位置なん笑 保護者？」
撮影の為に施した濃いメイクを落とし、セットされた髪をグシャっと手櫛で直す長尾くん。あー、私分かった。
この瞬間が好きなんや。
何もかも取っ払って、普通の男の子に戻る瞬間。その瞬間だけは、同じ地球上に存在する人間であることを確認し、安心する…笑
長「で、行く？行かへん？あーでも、行かへん選択肢とかないんで連行しますけど。」
「いやいや、なんでそうなる…うわっ！」
長尾くんは自分が被っていたキャップを私の頭に深く被せた。
「前見えへ……ん……へ？」
視界が狭い中、何か柔らかいものが唇に当たった。
「えっ？ちょっ、なっ！なんでチュー！？んぐっ…」
長尾くんの細長くて大きな手が私の口を覆う。
長「わー！！ちょっ、声デカい！シーっ！分かった？」
うんうんと頷くと、手を離してくれた。
長「じゃあご飯行きましょ？」
「はい！？いや、今の何って…」
もしかして、さっきのキス無かったことにしようとしてない！？長尾くんの細い腕を掴むと、今度は掴み返されあっという間に抱きしめられてしまう。
「な…がおく…」
長「今日、小島くんと約束したんですよ」
「何を？」
長「彼女紹介するって」
「まさか…ちょっと見栄張って彼女出来てん！とか言うて、じゃあ会わせろって言われて焦った挙句私に彼女のフリさせようとしとる！？」
すると長尾くんは爆笑した。
長「めっちゃ早口やん！笑」
「笑うな！」
長「Aちゃん？俺、Aちゃんが俺のこと好きやって気付いてるで？…俺も好きやから。Aちゃんのことずっと見てたから分かるねん」
“彼女のフリじゃなくて本物の彼女になってくれへん？”
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←🧡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 452人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - endores hinataさん» 色々読んで頂いてるんですね🥺嬉しすぎます！そう！まさにメンズ校をイメージして大ちゃんのキャラ作ってました笑 見た感じあの時の大ちゃん想像してもらうの大正解です笑 (2022年8月19日 15時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
endores hinata(プロフ) - ゆうゆさん» 読んでます！めっちゃ面白いです！メンズ校っぽいだいちゃんも良いですｗ (2022年8月18日 22時) (レス) id: f5304c49f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - endores hinataさん» 一応、長尾くんメインで“なにわプロデュース大作戦”というお話を書いてます！長尾くんの長編希望のコメント頂いて書いてます💛 (2022年8月18日 20時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ナムルさん» コメントありがとうございます😊続き書きますね💛 (2022年8月18日 20時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
endores hinata(プロフ) - ゆうゆさん» 全然です！阻止せよも面白いです！ (2022年8月18日 18時) (レス) id: f5304c49f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2022年3月6日 2時
