9 ページ9
「大吾〜、れぇん！またなぁ〜」
大吾「A〜。またすぐ会お。東京おるうちな。」
大吾と廉くんと久しぶりに会えたのが嬉しすぎて…別れ際、熱い抱擁を交わす。けど、それはすぐに正門氏によって引き裂かれた。
正「何してんの、あかんよ。」
廉「んじゃ俺もー」
廉くんはわざとらしく私に抱きつこうとするけれど、それも正門氏によってすぐに阻止された。
廉くんに関してははなからそんな気はないけれど、面白がってるだけ。
あんまり時間がなくて、ご飯を食べてすぐに解散になってしまった事が心残り。でも、二人の顔、見れて良かったなぁ。
「私に合わせんでも良かったのに。まだ帰りたくないって顔してたで？」
私の都合やのに、正門くんは一緒にホテルに帰るときかへんかった。せっかく大吾と廉くんに会えたんやから、ゆっくり飲んできたら良かったのに。
正「帰りたくないのは事実やな。」
「だから大吾らと…」
じっと目を見つめてくる正門くん。『正門の気持ち汲み取って』って言わんばかりの顔して。
「もしかして二人じゃなくて私に会えんのが寂しかったん？」
正「おっ、今日は案外早かった笑」
「同期ですからね。正門くんの考えてることくらい…」
正「ほな話早いな。あとで俺の部屋おいで。」
大阪におる時って、しょっちゅう二人なりメンバーで晩酌してるからなぁ。私がドラマの撮影で忙しくしてる間、その相手が居なくて寂しかった正門くん。可愛いとこあるな〜。
ホテルに戻り正門くんの部屋をノックする。
正「えらい遅かったなあ。あ、お風呂入ってたん？」
「そういう正門くんも。」
正「飲んでそのまま気持ち良く寝たいやん？笑」
「あっち帰ったらいつでも付き合うのに！」
正「いやや。今日がええねん。」
ふわりと正門くんの匂いに包まれる。程良い筋肉が付いた胸板に腕。ちゃんと筋トレしてるんや。
正「ちょっと痩せたんちゃう？」
「全然！東京って美味しい食べ物いっぱいあってさ、差し入れとかもめっちゃ食べてるし、こないだみっちーとも」
正「え？みっちーとご飯行ったん？」
「や、長ちゃんもおったよ。」
正「聞いてへんなあ。」
正門くんはいじけた様子で私の頬を摘んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - みつきさん» コメントありがとうございます😊しかも、めちゃくちゃ褒めて下さって、ついニヤけてしまいました😏😍笑 (5月5日 0時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - めちゃくちゃ良くてついついコメントを‥‥占ツクで中々ええの見なくなってきたところにめちゃくちゃ読みやすくて綺麗な文章でお話もおもしろくてほんまに次々読みたくなるものでした！また続き待ってますっ！！ (5月4日 2時) (レス) id: ba037b34c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - わかさん» ありがとうございます！ゆる〜くやっていくので、ゆる〜く読んで下さい🫠笑 (2月10日 12時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ゆうゆさんの新作嬉しいです☺️しかも正門くんと同期設定なのも最高です！楽しみにこれからも読ませていただきます🙇🏻♀️ (2月10日 3時) (レス) @page1 id: 757acb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2024年2月9日 23時
