4 ページ4
遂に…遂に…わたし、ドラマが決まりましたっ！
嬉しい。まず、誰に報告しよう？と考えている所に、誠也くんが現れた。
髪はボサボサやし、眠いのか目は半分くらいしか…いや、半分も開いてないな。誠也くんもドラマの撮影で東京と大阪を行ったり来たりの生活やもんな。お疲れ様。
『あ、Aちゃんドラマ決まったんですよ』
「ちょっ！何で言うんですか！マネージャー！」
末「え？そおなん？」
サラッとマネージャーにバラされてしまい、睨み付ける。
酷い〜〜。ちゃんと自分の口で報告したかったのに。
逃げるように去っていくマネージャーにブツクサ言っていると、誠也くんの手が頭の上に乗った。
末「良かったやん。」
「…うん！」
やっぱ、嬉しい。最年長で、歴も長い誠也くんに褒めて貰えるのは。最初の頃はリチャくんとセットでビビり倒していたけれど、グループ結成から数年が経ち、今では家族よりも長い時間を共にしている。
だからこそ、言いたい事はお互い言う！ってスタンスでやってきた。ぶつかった時はちゃんと話し合っていけるグループになろう！って。
末「で、どんなドラマなん？」
「えっとね、ガッツリ恋愛！」
末「は？恋愛？」
誠也くんの声色が一瞬にして変わった瞬間。ほんまにこの人は分かりやすいったら。
末「相手役は？」
「あ、それがな！聞いてや！なんと！！」
末「はよ言えや」
「みっちー！」
そう。相手役はなにわ男子のみっちーなのよ。まさかドラマで共演出来るとは思ってなかったから嬉しいし、よく知ってる相手やから安心感もある。人見知りの私にはかなり心強かった。
佐「おはようございまーす」
正「A〜おはよぉ」
みんな続々とやって来て、騒がしくなる楽屋。
末「みんな一旦集合。」
リ「なに？なんかあったん？」
末「Aがドラマ決まったらしいで」
するとみんなから「おめでと〜！」と祝福モード。いや、マジでありがとう。嬉しい。がんばる。
末「恋愛ドラマで？相手役、みっちーやっけ？」
福「恋愛！？みっちー！？」
大袈裟なくらい大きな声の大晴。急にオロオロし出す正門くんと晶哉。目が座っている小島とリチャくん。
「え？なんなん？」
小「え、一旦みっちー呼びます？」
正「釘刺しとかなあかんなあ」
末「とりあえず、どういう経緯でそうなったか説明いるやろ。」
「いや、みっちー何も悪ないやろ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - みつきさん» コメントありがとうございます😊しかも、めちゃくちゃ褒めて下さって、ついニヤけてしまいました😏😍笑 (5月5日 0時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - めちゃくちゃ良くてついついコメントを‥‥占ツクで中々ええの見なくなってきたところにめちゃくちゃ読みやすくて綺麗な文章でお話もおもしろくてほんまに次々読みたくなるものでした！また続き待ってますっ！！ (5月4日 2時) (レス) id: ba037b34c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - わかさん» ありがとうございます！ゆる〜くやっていくので、ゆる〜く読んで下さい🫠笑 (2月10日 12時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ゆうゆさんの新作嬉しいです☺️しかも正門くんと同期設定なのも最高です！楽しみにこれからも読ませていただきます🙇🏻♀️ (2月10日 3時) (レス) @page1 id: 757acb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2024年2月9日 23時
