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末「結局あの後ちゃんとホテル帰ったんやろうな」
誠也くんの低い声が後ろで響き、肩がビクッと上がる。
こうしてあからさまに怒ってくる方がまだマシやと思ってまうわ。
あれから正門くんとは話してなくて、無言の圧力？ってくらい静かに怒ってる。
「あ、いやー、帰ったっていうか、気付いたらそのまま寝落ちしてました…」
段々と小さくなっていく自分の声。
末「お前…」
「ごめん。でも何もなかったし、これからもないし…誠也くんが心配するようなことは…」
末「そんなん分からんて言うてんねん。」
「はっすんは先輩としてご飯に…」
末「やとしても、やろ。」
誠也くんの声色が更にイライラとしだして、私は何だか泣きそうになった。
「他の先輩にご飯連れてって貰ったって話した時は何も言わへんかったのに。琉巧とか拓哉の時も。何ではっすんはあかんの」
誠也くんは私が昔大橋くんのことを好きやったって知らんから、正門くんみたいに別の意味で反対したり心配することもないはず。
末「あかんとは言うてへんやろ。俺はもうちょい危機感持てって言うてんねん」
「だから、なんではっすんの時だけそんなこと言うのって」
リ「どないしたん？喧嘩？」
リチャくんとマネージャーさんが気付いて来てくれて、「何もないです」って言うしかなくて。
その後の舞台稽古はボロボロで、一人次の仕事に行かなあかんしで、誠也くんとも他のメンバーとも気まずいまま別れた。
「…疲れた」
家に帰っても、ご飯を食べる気にもお風呂に入る気にもならず、暫く帰ってきた格好のままソファーでボーッとしていた。
そしたらスマホが鳴って、鞄から徐に取り出す。
「…はい」
正「もうお家着いた？」
「うん…さっき帰ったところ」
正「ご飯食べた？」
「今日は食べる気が起きんくて」
正「そんなことやろうと思った。今から行くからちょっとだけ待ってて」
正門くんの口調は優しくて穏やかで。怒ってると思ってたから、顔を見た瞬間抱きついていた。
正「あらあら、泣き虫さんなって」
「うぅ〜、、」
正「今日ボロボロやったもんな。しんどかった？」
「正門くんが怒ってると思って、、こわっ、怖かった」
正門くんは耐え切れず笑い出した。この状況で笑うんかいって感じやけど。いつもの正門くんで、私は心底安心したように思う。
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ゆうゆ(プロフ) - みつきさん» コメントありがとうございます😊しかも、めちゃくちゃ褒めて下さって、ついニヤけてしまいました😏😍笑 (5月5日 0時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - めちゃくちゃ良くてついついコメントを‥‥占ツクで中々ええの見なくなってきたところにめちゃくちゃ読みやすくて綺麗な文章でお話もおもしろくてほんまに次々読みたくなるものでした！また続き待ってますっ！！ (5月4日 2時) (レス) id: ba037b34c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - わかさん» ありがとうございます！ゆる〜くやっていくので、ゆる〜く読んで下さい🫠笑 (2月10日 12時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ゆうゆさんの新作嬉しいです☺️しかも正門くんと同期設定なのも最高です！楽しみにこれからも読ませていただきます🙇🏻♀️ (2月10日 3時) (レス) @page1 id: 757acb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2024年2月9日 23時
