22 ページ22
masakado side
何でも『大丈夫』で済ますAに、いつの頃からかそれはAが『大丈夫で済ましたいこと』と解釈するようになった俺。
今回のはっすんとご飯に行く件も、自分の気持ちは戻ったりせぇへん。今は恋愛なんかしてる場合ちゃうし…大丈夫。大丈夫であれ、と。
もしかしたら、Aは自分の気持ちを確かめる為にはっすんと二人で行こうとしてるんちゃうんかな…知らんけど。
「正門く〜ん、デザート頼んでいい？」
正「ええよ、なんぼでも頼み」
するとAは子供みたいにパァッと笑顔になって、メニューからデザートを選び出した。
正「ドラマあったからずっと控えてたもんなあ。」
「食べたくて夢にまで出てきたもん。」
正「笑 いっぱい食べなさい」
「正門くん大好き〜」
思わず頬が緩む。
この笑顔を守る為やったら、何でもするのに。
それは多分、俺以外の五人もそうやろうし。同じメンバーとして、誰かがAを傷付けたりこの笑顔を奪われる様なことがあれば、俺らは絶対許さへんやろう。
「正門くんも食べる？」
正「Aが食べさせてくれるん？」
「は？酔ってるやろ」
正「酔ってはないけど、食べさせて」
Aは「正門くんらしからぬ発言やな」と笑いながら、口元にスプーンを運んでくれる。
何とも思ってないからこそ出来てしまうことがありすぎて。これがはっすんなら、きっと顔を真っ赤にして恥ずかしがるんやろうなぁ。
正「おいし。Aが食べさせてくれたからなおのこと。」
「うまいこと言うて」
正「ほんまに思ってんねんで？笑」
「ふふっ笑 そりゃ良かった」
こうしてAと過ごす時間が楽しくて失いたくないから、誰のものにもならんといて欲しいなんて俺の勝手な願望がずっと叶えばええな…なんて思ったり思わんかったり。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - みつきさん» コメントありがとうございます😊しかも、めちゃくちゃ褒めて下さって、ついニヤけてしまいました😏😍笑 (5月5日 0時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - めちゃくちゃ良くてついついコメントを‥‥占ツクで中々ええの見なくなってきたところにめちゃくちゃ読みやすくて綺麗な文章でお話もおもしろくてほんまに次々読みたくなるものでした！また続き待ってますっ！！ (5月4日 2時) (レス) id: ba037b34c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - わかさん» ありがとうございます！ゆる〜くやっていくので、ゆる〜く読んで下さい🫠笑 (2月10日 12時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ゆうゆさんの新作嬉しいです☺️しかも正門くんと同期設定なのも最高です！楽しみにこれからも読ませていただきます🙇🏻♀️ (2月10日 3時) (レス) @page1 id: 757acb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2024年2月9日 23時
