17 ページ17
大橋「おつぅー。A〜久しぶりぃ〜」
…酔えんかった。
数十分後、大橋くんはやって来た。
ノーセットでふわっふわの髪に眼鏡という、私の大好きやった大橋くん其のニくらいの姿で。
「おつかれさま…でございます…」
大吾「はっすん〜〜〜」
大橋「大ちゃん酔ってん？笑」
自然と大吾の隣に座る大橋くんを見て、そうよねぇと心の中で呟く。
そもそも、私は何にビビってんの？
大橋くんのことは完全に吹っ切ったはずやろ？
あれからもう何年も経ってる。そう言って、正門くんに笑って見せた私は何やったん？
大丈夫。『元好きな人』やから、緊張してるだけ。
大橋「A何飲んでるん？」
「はっ、ハイボール！」
大橋「俺も同じの頼もかなぁ」
大橋くんはニコニコで、私と同じハイボールを注文した。
上下黒のスウェットを着ているだけで、何故こんなにもカッコい…
あかん！あかんよA！
見るな見るな見るな見るな…
大吾「もぉ〜はっすん暑い〜。Aの方行ってぇ」
「だっ！大吾！酔いすぎやろ。こっちおいで？」
大吾「そっち行ったらAにひっつき回るけどいい？」
「はー？」
大橋「あかんに決まってるやんなぁー？俺Aの隣行こ〜っと。」
助けて正門くん。
こういう事がなかったから、忘れられただけ。
こういう事があれば、私は…
要は、キッカケがあるかないかってことちゃう？と、正門くんが言った言葉を思い出す。
だから私はなにわがデビューしてから今まで、大橋くんと何度も会う機会があったにも関わらず避けるようにしていた。
大橋「なんか久々やなあ、Aと呑むの。」
私は誰よりも大橋くんを見てきたから分かってしまう。
何でもないふりしてさり気なく、守ってくれるところ。
「ほんっま、たまにはご飯連れてってよ」
大橋「だってA、大ちゃんとばっか遊んで俺の誘い断るやんかぁ」
「はっすんのタイミングが悪いだけやって」
大橋「ほな今度連れてったるわな。いつがええ？」
「え？えー、、っと」
まさか、只の社交辞令かと思ったのに。
いつがええ？なんて聞かれ、固まってしまう私。
大吾「俺も連れてってぇ」
大橋「大ちゃんとはしょっちゅう行ってるやろぉ？」
大吾「A、はっすんとも二人で行くんや…やっぱり俺と二人が嫌なんや…」
「も〜そんなんちゃうってば〜」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - みつきさん» コメントありがとうございます😊しかも、めちゃくちゃ褒めて下さって、ついニヤけてしまいました😏😍笑 (5月5日 0時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - めちゃくちゃ良くてついついコメントを‥‥占ツクで中々ええの見なくなってきたところにめちゃくちゃ読みやすくて綺麗な文章でお話もおもしろくてほんまに次々読みたくなるものでした！また続き待ってますっ！！ (5月4日 2時) (レス) id: ba037b34c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - わかさん» ありがとうございます！ゆる〜くやっていくので、ゆる〜く読んで下さい🫠笑 (2月10日 12時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ゆうゆさんの新作嬉しいです☺️しかも正門くんと同期設定なのも最高です！楽しみにこれからも読ませていただきます🙇🏻♀️ (2月10日 3時) (レス) @page1 id: 757acb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2024年2月9日 23時
