15 ページ15
kojima side
なにわ男子が結成した時、正直驚いた。そこにAが入ってないことに。Aは絶対に、キラキラアイドル系やって勝手に思っとったし。
周りもそう思ってたんか、グループから外されたとか、Aが辞めるって噂が広がった。「辞めるんか？」って聞いたら、本人は「誰がそんなこと言うたん！？」ってあっけらかんとしとったけど。
しかも、その噂を耳にしたんか「なにわ男子やって！そら私、入られへんわけや笑」とケラケラ笑って一時はギャグみたいに言うとった。
Aはいっつも笑っとって、後輩にも満遍なく優しいから慕われとるし、先輩にも可愛がってもろてる。そこにおるだけで空気が変わるというか。
「こじまー、ここなんやけどさぁ」
小「俺に教えれることなんかないわ。晶哉に聞け」
「えー！同じキーボードやろ！」
佐「ええよ、俺が見るから」
「こじまのケチー。」
佐「ほら、もうええから譜面見せて」
「はーい」
Aぇ結成時には、周りからやっぱりなって言われるくらい歌と楽器のパフォーマンス力という、完全に実力で取りに来たA。晶哉同等、何でも器用にこなせるから担当は決めていない。
何でも器用にこなすくせに、ダンスは苦手ってのもまたみんなに弄られるポイントなんやけどなぁ。
そんなAは曲によってメインボーカルしたり、キーボードしたり、ギターしたり。で、今回は俺と二台でキーボードする事になった。
「ありがとう晶哉！今日なんか奢ったるな！何がええー？」
佐「じゃあAちゃんちでお鍋！手伝います！」
「えーたまには奢らせてよぉ」
小「…お前らいつからそんな仲良くなってん？」
「え？いつからって…」
佐「ずっと前から仲良いですよ。ね？」
「うん。大丈夫？こじま、疲れてんねんなぁ」
小「何やねんその顔、きも。」
「きもいとか言うな」
佐「もー喧嘩せんの！って」
Aが晶哉のこと可愛がっとるんは知っとるけど…
家行くとか、そういう仲ええじゃなかったやん。
小「鍋やったら俺も行くわ。」
何やろう。なんか分からんけど、胸が締め付けられたような気がした。
ていうか、誰でも家にあげすぎやろ。
「こじまが材料費全部出すって！」
佐「小島くんありがとうございます！」
小「しゃあなしな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - みつきさん» コメントありがとうございます😊しかも、めちゃくちゃ褒めて下さって、ついニヤけてしまいました😏😍笑 (5月5日 0時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - めちゃくちゃ良くてついついコメントを‥‥占ツクで中々ええの見なくなってきたところにめちゃくちゃ読みやすくて綺麗な文章でお話もおもしろくてほんまに次々読みたくなるものでした！また続き待ってますっ！！ (5月4日 2時) (レス) id: ba037b34c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - わかさん» ありがとうございます！ゆる〜くやっていくので、ゆる〜く読んで下さい🫠笑 (2月10日 12時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ゆうゆさんの新作嬉しいです☺️しかも正門くんと同期設定なのも最高です！楽しみにこれからも読ませていただきます🙇🏻♀️ (2月10日 3時) (レス) @page1 id: 757acb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2024年2月9日 23時
