39 ページ39
あれ……？「おやすみ」って言ったまま一向に何も起きひんのやけど。寝たんかな…私もうちょっとイチャイチャしたかったのにな…
「正門くん、もう寝た？」
正「ん？起きとるよ？」
全然普通に返事をしてくれたから、「そっち行ってもいい？」って聞いてみた。すると、「もお〜」と困ったような声を出す。
正「それ、どういう事か分かっとる？」
「…うん」
待たせたからとかじゃなく、本当に正門くんとしたいと思ったから。触れたいし、触れて欲しい。心も身体も大好きな正門くんでいっぱいになりたい。
正門くんは自分側の布団を捲って、「おいで」と腕を伸ばす。その腕に頭を乗せて寝転ぶと、ギュッと苦しいくらいに抱き締められた。
どちらからともなく、すぐに唇が重なって。だんだんと深く、溶けそうなキスを落としていく正門くん。いつもはこの辺でフニャフニャになる私を笑いながら優しくチュッてしてくれるのに。
今日は、そういうわけにいかない。GOサインを出されたならもう、止まることはない。
正「ごめ…余裕なくて」
「ん…だいじょーぶ、」
悲しいわけじゃない。胸がいっぱいで、自然と涙が流れる。それを優しく親指で拭ってくれる。
こんなに幸せに満たされた感情が初めてで、それがちょっと怖くて。何とも表現し難い感情に、やっぱり涙が止まらない。
正「A？…辛い？大丈夫？」
「へーき、」
正「でも涙…無理せんでええんやで？」
「ちゃうよ…なんか分からんねん。分からんけど、正門くんのことが好きすぎてっ…」
ギュッと首に手を回した。
離れないで、離さないで。
「だから、やめんといて…」
正「なんよそれ…可愛すぎてむりやわ、やめれるわけないやろ」
正「A…愛しとるからね、」
「私も…っ…」
ずるいなぁ。私も、愛しとるって言わせてよ。
なんて考える余裕もないまま、彼に抱かれたーーーーー
正「…だいじょーぶ？」
「うん。。」
頭がぼーっとするような、変な感覚。でも確実に言えることは、『幸せ』ってこと。
正「めっちゃ耐えとったのにAから誘ってくれるん嬉しかったなあ笑」
「うぅ、誘ったとか言わんといて、」
正「なんでぇよ。めっちゃ可愛いやん。好きやで、A♡」
一線を越えて(？)さらに仲が深まった旅行となった…笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 840人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 良かったです😭✨勝手に使ってすみません😂笑 (2023年4月25日 19時) (
レス) @page48 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - ゆうゆさん» そうなんですよね😇正門くんのお話にはぎゅんぎゅんがつきものですから✌🏻書いてくれたの嬉しいですっ😖 (2023年4月25日 19時) (レス) id: dc37ea6a32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - 永瀬れみさん» こちらこそありがとうございました🥰そうなんですね！お互い頑張りましょ💓 (2023年4月25日 6時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - リクエストありがとうございました！私も描いてる側の人間なのでお互い頑張りましょうめっちゃキュンキュンしました！ (2023年4月24日 23時) (レス) @page47 id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 重い正門くんも、『ぎゅんぎゅん💓』も、ぽやさんとのやり取りでお話に取り込んでみようと思い書かせて頂きました🤫💕恒例行事😂これがないと始まらへん！みたいな、ねぇ💙 (2023年4月24日 22時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年3月24日 11時
