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「今日はほんまにありがとう」
深々と頭を下げると、何故か泣きそうな大橋くん。
「えっ、どうしたん！？」
大「いやっ、なんか…何も出来んでごめんって思って…」
何もしてもらってないわけじゃないのに。こうして話を聞いてもらえて、私の気持ちは凄く軽くなった。なのに大橋くんは自分は何もしてやれんと逆に謝ってくるし、どこまでええ人なんや…
「大丈夫やで、末澤くんのことはもう。なんて言うか、同じ職場やから忘れるとかは無理やけど気持ちの整理するから…」
大「そんなんっ、星宮さんだけが辛いやんかぁ」
「どうなんかなぁ…」
誠也も誠也で辛いとか、私のことを考えたら胸がギューって苦しくなったり…してたら…
正「A、」
ふわりと頭に手を添えた正門くんは、優しく私の名前を呼んで「帰ろか」と言った。大橋くんに何度もお礼を言って頭を下げて、私達は別れた。
暫く歩いて、でもお互い何も話さんくて。私は私で、誠也の事を考えていた。今日、誠也に抱きしめられた時の感触が、匂いが、忘れられへん…
すると正門くんが足を止めて、私の方を見遣る。
正「どうやったらAが金髪くんのことを考えへんように出来るか考えたんやけど、難しいなあ」
やっぱり正門くんは人の心を読めるんじゃないか、
正「もう考えてほしないんよ、」
「まさかどくん…？」
正「俺じゃあかん？」
私はいつも正門くんの優しさに甘えて、好意を寄せてくれる彼の事をもしかしたら知らぬ間に傷付けていたかもしれない。
誠也のことが好きで、大好きで、そんな私のそばに居て話を聞いてくれる彼は今の私より苦しい思いをしているかもしれない。
「正門くん、もう会わんとこ。」
正「はあ？何言うて…」
「その方がええよ、」
その方がいいに決まってる。私の中には誠也がおるし、忘れることなんてやっぱり出来ひん。別に新しい恋もしたくないし、彼氏もいらん。なら、ずっと誠也のことを思っていたい。
彼女が居たとしても、自分の中にだけ留めておくから…
正「ごめん、俺が変なこと言うたから？」
「正門くんが私とおってしんどい思いするの嫌やから」
正「…俺じゃあかんってこと、」
「そもそも10個も離れとるし」
すると正門くんは私の手を掴んで、グイグイ進んで行く。
家に着いても手を離してくれへん彼は、自分の部屋に私を押し込んだ。
心臓がバクバクして、怖い。
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ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 良かったです😭✨勝手に使ってすみません😂笑 (2023年4月25日 19時) (
レス) @page48 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - ゆうゆさん» そうなんですよね😇正門くんのお話にはぎゅんぎゅんがつきものですから✌🏻書いてくれたの嬉しいですっ😖 (2023年4月25日 19時) (レス) id: dc37ea6a32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - 永瀬れみさん» こちらこそありがとうございました🥰そうなんですね！お互い頑張りましょ💓 (2023年4月25日 6時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - リクエストありがとうございました！私も描いてる側の人間なのでお互い頑張りましょうめっちゃキュンキュンしました！ (2023年4月24日 23時) (レス) @page47 id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 重い正門くんも、『ぎゅんぎゅん💓』も、ぽやさんとのやり取りでお話に取り込んでみようと思い書かせて頂きました🤫💕恒例行事😂これがないと始まらへん！みたいな、ねぇ💙 (2023年4月24日 22時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年3月24日 11時
