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正「大丈夫？」
トイレから出ると、正門くんが待っていた。
「私は大丈夫やけど…なんかごめん」
大ちゃんが私の気持ちを知って誠也を煽ってんのも、全部私のせいやと思うと申し訳なくなった。
正「帰る？」
「え…」
正「一緒に帰ろ」
「ちょっと待っといて」と個室に入って行った正門くんは、私の荷物と自分の荷物を持ってすぐに戻ってきた。
「大丈夫なん？なんて言うたん？」
正「酔ったみたいやから連れて帰るわって、」
そのまま二人で店を出て、電車に乗った。中途半端に食べて飲んだせいか、『足りひんなぁ』と、家の近くのコンビニに寄って帰ることにした。
「あっ、これ食べたかったやつ！」
新商品のデザートは一通りチェックしている私は、お目当てのデザートを見つけてちょっとテンションが上がる。
正「甘いもん好きやなあ」
「やめられへんのよ。」
正「じゃあカゴ入れとき、」
「えっ！やった〜！」
コンビニから歩いてすぐ、家に着いた。もうバイバイなんか…と、さっき買ってもらったデザートを探すべく袋の中をガサガサとする。
正「なにしてんの笑」
「や、私のデザート」
正「俺んちで食べたらええやん」
なんだかここでバイバイするのは寂しいから。
少しだけ、ほんの少しだけ期待をしていた自分がいる。
期待をしていたくせに、期待を裏切らないでくれる正門くんにドキドキして…
何回も来たはずやのに、『好き』と自覚してからは二人きりになると変に緊張する。
正「なんかちょっと嫉妬しとるねん、俺」
「へ？」
お腹が満たされたのに不機嫌そうな正門くんは、ソファーで寛ぐ私の隣に腰を下ろす。
正「誠也くんの、“また”潰れますよって。“また”ってのが、Aのこと知っとるんやでって意味なんかと、」
「そんな深い意味はないと思うけどな〜？」
正「でも、Aのこと知っとるんが嫌やもん」
トンッと優しく突かれたら、バランスを崩してソファーに倒れ込む。
正「俺だけしか知らんAのことが知りたい」
実質、押し倒されているのとほぼ一緒。上から見下ろす正門くんの髪が頬に触れるほどその距離は近い。
「よっ、酔ってるやろ…！」
正「…チューしたら怒る？」
心臓が痛い。苦しい。
「怒るやろ、ふつうに」
正「せやんな、ごめんごめんっ…」
「嘘………怒らん。」
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ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 良かったです😭✨勝手に使ってすみません😂笑 (2023年4月25日 19時) (
レス) @page48 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - ゆうゆさん» そうなんですよね😇正門くんのお話にはぎゅんぎゅんがつきものですから✌🏻書いてくれたの嬉しいですっ😖 (2023年4月25日 19時) (レス) id: dc37ea6a32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - 永瀬れみさん» こちらこそありがとうございました🥰そうなんですね！お互い頑張りましょ💓 (2023年4月25日 6時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - リクエストありがとうございました！私も描いてる側の人間なのでお互い頑張りましょうめっちゃキュンキュンしました！ (2023年4月24日 23時) (レス) @page47 id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 重い正門くんも、『ぎゅんぎゅん💓』も、ぽやさんとのやり取りでお話に取り込んでみようと思い書かせて頂きました🤫💕恒例行事😂これがないと始まらへん！みたいな、ねぇ💙 (2023年4月24日 22時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年3月24日 11時
