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自分から言い出したものの、逃げ出したくなる始末。
だって、おかしいんやもん。
「ベッドで一緒に寝よとは言ってないって…！」
シングルサイズのベッドに二人で寝転ぶと、どうしたって密着する部位があるわけで。
正「もう、大人しくしなさいって。」
抜け出そうとする私の身体に足をドーンと乗せて阻止される。
「重い重い！」
正「大人しく寝る？」
「寝ます…」
正門くんのにおいに包まれて、心臓がバクバクと鳴る。
最早、ベッドの下の男の話なんかどうでもいいくらい、恥ずかしくて顔が熱いって分かる。
正「電気消すで？」
「早く消してくださぃ…」
一刻も早く電気を消して、この真っ赤っかな顔を隠したい。
正「おやすみ、」
「おやすみ。」
全部、大晴くんが悪いんやから。あんな怖い話するからこんなことになったんやって、全部全部大晴くんのせいにする。
正「なあ、なんでそんな端っこおるん？落ちんで？」
「だっ、大丈夫！落ちたらちゃんと受け身とるし…」
意味わからんこと言うたら正門くんは笑って、「こっちおいで」と引き寄せる。
「あのっ、やっぱ枕もうひとつ持ってきた方が…」
正「これでええやん。」
もう、何を言っても無駄や…
正門くんのやたら安定感の良い腕枕に頭を預けることにした。
「重くないん？手、痺れるんちゃう？」
正「痺れてもええよ。」
正門くんのさっき洗ったばかりの髪がサラサラと頬に当たる。
「髪サラサラや、」
正「Aもサラサラやん。ええ匂い…」
「正門くん、明日朝ごはん一緒に食べようよ。」
正「ええなぁ、一緒に作る？」
「お礼にご馳走したかってんけど、一緒に作るの楽しそうやなぁ」
正「楽しい方がええやん。一緒に作ろかぁ」
ご飯より睡眠派の私にとって、朝ごはんを作る習慣はあまりない。でも明日は休みやし、優雅に朝ごはんを食べてみるのもありかもしれへん。
「私朝弱いから起こしてなぁ」
正「はいはい笑」
なんだかんだ言ってしっかり睡魔は襲ってきて。
「あとさ、朝はご飯派？パン派？」
正「んふふ、Aは？」
「私は…パンかなぁ。朝ごはん作らんし…」
正「じゃあ明日の朝はご飯食べよか、」
「ん……あとは、」
正「眠いんやったら寝てええよ笑」
「ん、おやすみ……」
正「おやすみ……」
小さなリップ音とオデコに感じた柔らかい感触は、夢か現か。
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ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 良かったです😭✨勝手に使ってすみません😂笑 (2023年4月25日 19時) (
レス) @page48 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - ゆうゆさん» そうなんですよね😇正門くんのお話にはぎゅんぎゅんがつきものですから✌🏻書いてくれたの嬉しいですっ😖 (2023年4月25日 19時) (レス) id: dc37ea6a32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - 永瀬れみさん» こちらこそありがとうございました🥰そうなんですね！お互い頑張りましょ💓 (2023年4月25日 6時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - リクエストありがとうございました！私も描いてる側の人間なのでお互い頑張りましょうめっちゃキュンキュンしました！ (2023年4月24日 23時) (レス) @page47 id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 重い正門くんも、『ぎゅんぎゅん💓』も、ぽやさんとのやり取りでお話に取り込んでみようと思い書かせて頂きました🤫💕恒例行事😂これがないと始まらへん！みたいな、ねぇ💙 (2023年4月24日 22時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年3月24日 11時
