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誠也はお酒得意じゃないから、私もご飯に行ってもあまり飲まない。だからかな、楽しくなってハイスピードで飲んでしまった。
正「前はそんなに飲んでなかったのに、意外と強いんやなあ。」
「初めてご飯行った人の前で酔っ払うのは嫌やん」
正「じゃあ少しは俺に心開いてくれたってことですか？」
お酒を片手に首を傾げて、悪戯に笑う。そのギャップに思わず目を逸らした。
「そろそろええ時間やし帰るか〜」
正「帰りましょか、」
酔っても徒歩10分やし、全然余裕で帰れるわ。そう思っていたのに。立ち上がると、予想以上に足元がふらついて。
「うわっ…！」
正「大丈夫ですか？」
ふらついた私の身体を、咄嗟に支えてくれた彼に私はドキドキしてしまった。
「全然、大丈夫。ありがとう」
お会計は、あとで半分渡すなって言ってたのに渡そうとすると頑なに受けとらへん正門くん。
正「俺が誘ったんで、」
「えぇ、受け取ってよ！」
奢って貰う義理はないとか、年上やから払わせてって言っても「ほんまにいいですって」と言うので奢られておくことにした。
正「次はご馳走して下さい。だから今日は俺が払いますね」
「次…？」
正「そう言うことにしておけば次の約束しやすいから」
彼の手の先が、私の手に触れたかと思えば、キュッと繋がれた。お酒のせいか、正門くんの手はとても温かくて、大きかった。
「えっ、ちょっ…」
正「Aさん危なっかしいから」
なんで、こんなにドキドキするんやろう。
10個も年下の、ただのお隣さんやのに。それだけやのに。
頭の中で色々考えてないと、恥ずかしくてどうにかなりそうやった。
たった10分の道のりが、果てしなく長く感じた…
部屋の前まで着くと、そっと離れていく手。
正門くんと繋がれていた方の手だけが、じんわりと温かい。
「ありがとう」
正「こちらこそ今日はありがとう」
「じゃあ、おやすみなさい」
正「Aさん、」
お辞儀をして鍵を開けようとすると、名前を呼ばれる。
正「Aさんって、何個下までなら恋愛対象ですか？」
急に聞かれて急に何個！って答えれるわけもなく。
「え、っと」
正「あ、年下って恋愛対象に入ります？」
恋愛対象とは、、
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
