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「仕事が終わったら電話しますね」と言われていたので、大人しく待った。なんか自分から「終わった」と連絡すんのもな〜と、ちょっとだけ気が引けて…
駅に着いた頃にでも、連絡来るかなって思っていたけれど、一向にスマホは鳴らず。家に着いてしまったので、折角ならと着替えて、メイクを直して。
「……もしかして、ドタキャン？」
そう思った時、インターフォンが鳴った。
正「遅くなってごめんなさい！」
「ドタキャンくらったかと思いました」
正「そんなことしないですよ！仕事終わりに電話しようと思ったんですけど、よくよく考えたら俺、めっちゃ汗かいてて…！」
そう言われてみれば、彼の髪は僅かに濡れていて、おまけにシャンプーのいい匂いがした。
「そう言ってくれたらよかったのに笑」
正「いや、ご飯行くだけやのにシャワー！？って思われるのもなんか恥ずかしくて、ごめんなさい」
照れ臭そうに笑うと、丁寧に頭を下げる正門くん。
ほんま、礼儀正しい人や。
正「めっちゃ暑がりなんですよ、俺」
「分かった分かった笑 じゃあ、ちゃんと髪乾かしてから行こ？まだ半乾きやんか、」
「ちょっと待ってて」と玄関先に彼を残し、ドライヤーを持って来ると、「自然乾燥で乾くからええよ」と笑う。
「風邪ひくから！」
正「ありがとう、Aさん」
正門くんの髪に軽くドライヤーの熱を当てる。サラサラのストレートで、普段はちゃんとセットしてんねんな〜とか、感心する。
正「じゃあ行きましょか、俺が言うのも何ですが」
「はい、行きましょ」
彼の案内で連れて来られたのは、家から徒歩10分程度の焼き鳥屋さん。こんなところに店あるの知らんかった。
「初めてやぁ、」
正「俺も。越して来てから気になっとって、やっと来れた〜」
焼き鳥が大好きだという正門くんに、適当に注文をお願いして。その中でも私の食べたい物をちゃんと聞いてくれて。出来る子やなあって、何故か先輩風に思ってしまった。
『お疲れ様です』
カチッとグラスを合わせて乾杯すると、喉が渇いていた私達は一気に半分くらい喉に流し入れ、二人で笑った。
正「Aさん、朝と服装違いますね」
「え？あぁ、何となく…着替えた、うん。」
正「へぇ。」
うわ、なんか気合い入れたと思われた？
正「んふふ、かわいい」
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
